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第51葉, 外連味とか 鼓舞とか

星野源さんの楽曲「ミスユー」では
2番のサビ前(?)にて、 ” 布 椅子 風呂 皿 " というフレーズが出てきます。
それも、2度も。なのに、あまりに自然で… ほぼ毎回 聞き逃してしまう
そんな yasu59 です。

ここのところ よく自分が引用している、源ちゃん と 折坂悠太さん
折坂さんの「光」という曲について調べているときに、
以下のブログを見つけました。そこでは、折坂さんのことが
”オーリー” と書かれていたんです。なんという衝撃、愛称、語感のよさ…

私めも、”オーリー” と呼ばせていただきたい所存。
もちろん、敬称です (yasu59の中では)

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先日 二日続けて、ウォン・カーウィン監督の映画を劇場で観ました。
その少し前に、ゴースト・ワールドのリバイバル版を観にいった時の
宣伝に惹かれたのですが、観られて すごくよかった2本です。
『欲望の翼』と『いますぐ抱きしめたい』

当方、映画は全然 詳しくないのですが
レスリー・チャン と アンディ・ラウ に魅せられました。(敬称略)
(調べてみると、レスリー・チャンは あの『ブエノスアイレス』にも
 出てくるとのこと。これは、もう 観るしかないです)
特に、アンディ・ラウの醸し出す 人間臭さにやられましたね笑
キャラクター的な振れ幅が大きいけれど、全く 分離していない感じ。

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でも、考えてみたら…それって 誰にでも当てはまりうる事かも。
自分も 少し前まで、あまり良い感情を抱いてなかった人と
すごく楽しい時間が過ごせたことが最近 立て続けにあった。

まぁ、自分がその人のことを誤解していたと言えば それまでの事なのだが
(そういう自分に 若干の嫌悪感のようなモノを抱きつつ)
ひとりの人が見せる多面性に、結構 感動している自分がいる。

これもまた、当然のことなんでしょうが…
性的マイノリティの人だって たくさんの面がある筈。
どんなに奔放な人でも、生活してゆく必要があるだろうから
洗濯をして、ひと息ついて、お風呂にも入って、皿でご飯を食べる。

その一々を思いやると、健気というか…
何だか かわいいなぁという感慨に至る。
「かわいい」っていうコトバは、本当に便利だな笑

そうだ、多分 生活を営む人の「外連味のなさ」に
自分は惹かれてしまう傾向があるのだと 書いていて気づいた。

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外連味のない姿には、人を鼓舞するだけの力が宿ると 私は思う。
そうして、鼓舞された人もまた 誰かを鼓舞しうる。
そうやって 美しく、循環してゆくのかもしれない。

世の中には、(意図してか意図せずか)
表現や主張をする事で やっとこさ生きていっている人たちがいて、
彼らにとっては最早 表現することは生活の一部なのかもな、と常々思う。

私には、何ができるだろうか? と…割と真剣に考えながらも
他方 はなからマイノリティ側(?)で生まれたことを
「そう悪いことでもないよな」と楽観的に思えている自分もいる。
でも、出逢いの少なさは… やっぱり ツラいものがあるよな TT

やはり、多面的だ。
頑張れ、そんな自分

ー筆おきー

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