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小田和正VS山下達郎5

達郎さんは無事ツアーに復帰されたそうですね。小田さんのほうは沖縄も中止で朗報が届くのはまだ少し先になりそうですが、快方に向かってることでしょう。

小田さんのほうは関ジャムの放送も反響があったようで、若い人にも魅力が伝わったならいいなぁと思います。

ということで、しつこく続けます。
今回は更に重箱の隅をつつくような内容で「誰が興味あるねん!」みたいなものになりますが😅気にせずダラダラ続けましょう。

二人ともよくライブでもキーを下げずCDと同じ歌声で…みたいな感じで言われますが、実際にはキー下げてる曲あります。
だからといって衰えてるとかそういうわけでは全然ないし、そんなにたくさんはないのでちょっと紹介して見るという感じです。

パターン1
スタジオ盤で設定したキーがもともと高すぎた。

これ二人ともあります(笑)
スタジオでは1曲ずつ歌入れするから、多少高いキーでも歌えてしまうということがあるのでしょう。
で、ライブやるとなったら、前後の楽曲も高いキーの曲が続いて元のキーでは高すぎることに気づいた💦
こういうことがあったのでしょう。
やはり若い時の曲に集中してますが、小田さんは2000年以降に作った楽曲にもそういう曲があるのが、ある意味凄いと思ってしまいます。
達郎さんの場合はこれのヴァリエーションで、キーは変えないものの高い音をファルセットに変えたりメロディを変えたりというパターンがあります。

小田和正…YES -NO、夏の終わり、明日など
山下達郎…let's dance baby、love  space(ファルセット)、ドリーミングデイ(ファルセット)

パターン2
アレンジの関係で変更

これは小田さんだけのパターンかな?
セルフカバーの「looking back」シリーズに多いですが、しっとりしたアレンジで演奏し、ささやくような歌い方の効果を高めるためにキーを下げてます。

小田和正…秋の気配、さよなら、緑の日々など

パターン3
セトリ全体のバランスで

これも小田さんだけですが、近年のライブでマニア向けのレア曲を演奏する際にキーを下げてる場合があります。
2000年以降の小田さんのライブは3時間超えが当たり前だし、花道を縦横無尽に駆け巡ってるので全ての楽曲を全力で取り組むのは流石にキツイのかなと推察します。
そこを変に頑張って、決めの楽曲に影響及ぼしたら本末転倒ですからね。下記の曲も今でも十分歌える筈です。

小田和正…愛の中へ、time can wait

最後は決めの楽曲では二人ともオリジナルキーで最高のパフォーマンスを今現在も繰り広げていることをお伝えして終わります。

達郎さんはなんと言っても、今city popブームでも注目されている楽曲「プラスティックラブ」での最後のフェイクボーカルでしょう。
元々奥さんの竹内まりやの楽曲ですが、どちらのライブでも歌われており、しかも奥さんのキーと同じ!
まりやさんの音域が普通の女性よりは低めであることを割引いても凄いですよね!

小田さんの決め曲、いっぱいあるので、今さら言葉にできないなどを挙げても面白くないので(笑)、YES -YES -YESの特異な状況をお知らせしましょう。
2000以降のライブ後半の盛り上げ曲として欠かせない曲になりましたが、転調後のC♯の音をどう歌ってるのかが、興味深いところです。

※この点について補足します。
小田さんの楽曲の標準的な最高音はBあたりまでで、Cも滅多に出てこないし、ましてやC♯という音は後にも先にもこの曲だけです。
しかも他のボーカリストのようにファルセットやミックスボイスでなく、純粋な地声でこの音を出してるというのは本当に驚異的です。
この曲はオフコース解散か?と言われてた630武道館公演の直前にリリースされた楽曲で当時本当に解散を考えていたかどうかはともかく、630後、当分ライブをやることは無いであろうという状況下で、ライブのことを度外視して、自分の地声の限界をレコードに記録しておこうという思いがあったのではないかと思います。
後年、ライブの人気曲として定着するなんて当時は小田さん本人も我々ファンの方も思いもしなかったですよね。
そういう経緯を考えると他の曲はともかく、この曲だけは例え歌えなくても、キーを下げる訳にはいかない曲なのです。
ファンの方もそのことをよくわかっています。

普段の公演ではC♯1回目の「手を」の部分は必ず歌いますが、C♯2回目の「ゆくよー」はメロディを下げて歌います。
流石にここのロングトーンを毎晩歌うのは喉に負担がかかるのは、物凄くよくわかります。
ただ、小田さんが凄いのはここから。
ツアーの最終公演ではこの部分をメロディ下げずに歌ってるのです。
ダメージが残っても次の日からしばらく声を出さなくて良いという状況で解禁してるのです。
ベストアルバム「あの日あの時」にそれがわかる音源で収録されてますので、聴ける方は聴いてみてください。

僕自身、二人の歌をコピーしているのでこういうことに凄く興味があるのです。
実際歌ってみると二人のそれぞれの凄さに気づくことが出来ます。

今回かなり下世話なテーマだったと思いますが💦こういう観点で聴いてみても面白いと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました😊

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