私が「MINAMINA」のど飴を作ったわけ
コロナが雪祭りの季節にはじまり・・・・
何とかしなければ、「のど」?「肺」? アイヌの方なら知ってるかも。幾年も乗り越えてきたはず・・・
コロナというものがじわじわとはじまったころ、私は雪まつり会場で、自社の開発した商品をいつも通り販売していた。
コロナは咳や飛沫感染でうつるらしい。皆一斉に、「マスク」が当たり前になった
マスクをすると、唾液の分泌が減るのだ。感染の恐怖や、人と人への猜疑心、あの人は感染してるんじゃない?あんな混んだところに、行くなんて、自ら感染しに行くようなもの。 マスクなしでは行動ができない
マスクをするとわらっているか、怒ってるか、笑顔なのかもわからなくなった。
こんな世界が続くのは耐えられないし、「もう一度笑えるよう世界に戻ってほしい」「笑う事で唾液の分泌が増え、自浄作用が増えるのに!」
飴をなめて自発的に、唾液の分泌を促せばよいのかしら!!
薬剤師でよかった。何か、思いついたことを行動にしなければ。
コロナっていうのが、どうやら喉、咳、肺とやらに何かを起こしてるらしい。北海道に生まれ育ち、山のハーブに何か役立つものがあるのではないかしら?調べてみた。
アイヌの一族の方に聞いてみた。文献も調べ、キハダという木の実が、アイヌ語で「シケレベ」という名前で呼ばれていた。漢方の書籍にも、肺や喉の調子が悪い時に、歴史の中では漢方としても使用されていた。
気持ちを整え、魂の玉のような、まあるい容器に入れる飴を作りたいと思った。
私たちが住む、北海道の植物たちをそろえ、飴に入れてみよう。
母の樹といわれる「白樺の木の樹液」力と、「甘草」のグリチルリチンという炎症を抑えるといわれる植物と、「シケレベ キハダの実」と酸味があり、栄養になる「ハスカップ」という果実を入れよう。
母校の北海道科学大学の薬学部の教授に相談し、キハダの実の分析と、抗菌作用について、共同研究をお願いした。
ベルベリンという成分が抗菌性を持つことも確認した。
100年企業の飴屋さんは小樽の老舗の「飴谷製菓」しかない!飴谷さんに、お願いしたい。きっと良い飴を作ってくれるだろう
すべてをそろえ飴谷製菓店へ相談へ
老舗のプライド、新しい、素材での新しい飴づくり、「飴屋の仕事はおいしい飴を作ること」「おいしい飴ができるのか、確信があるのかい?」
キハダの実の採取 それはそれは大変なことでした。とても貴重な実だからこそ、アイヌの皆さんが大切にしてきたのです。大学、道庁、森林組合、オーナーを探し、素材を探し・・・
採取は軽トラにのり、山をもつお爺ちゃんと同行で、クマが出るから危ないからさ!と、
容器のデザインを「津田命子」先生にどうしてもお願いしたい。津田さんはアイヌ文様のデザインの第一人者。アイヌ民族国立博物館のレリーフや、伊勢丹グループの札幌丸井今井百貨店の紙袋のデザインを作られたり、デザインがの写真集などをいくつも、出版されている。
皆さんのご理解でようやく完成した。
七戸千絵 1968年生れ 日本で一番小さい市 歌志内で幼少期を過ごし、札幌で育ち、結婚後東京へ移転。会社設立をきっかけに札幌へ
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薬剤師として総合病院の製剤部勤務後、東京北区で空き店舗事業(親子カフェ)を立ち上げ運営(子供食堂の前進)。自身の難産から、子供や障害を持つ方のタッチケアや植物の香(臭覚)講師。北海道の馬油と白樺樹液を使った「天然馬油保湿クリーム」ベビーアンドマザーシリーズの開発販売。現在は北海道札幌市で、大学や企業さんと並走しながら、商品づくりを行っている。
自身の子供たちの成長とともに、会社社員は全員女性、年齢を重ね、女性の子育てと介護と健康に基づいた、場所づくりを行っている。http:\\stmonica.info
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