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【第1週】コンテンツまとめ(2019.5.13-19)

■note

【前編】楽しいこと、好きなことを突き詰めるとご褒美がある。糸井重里の考える企画とは「企画でメシを食っていく」特別イベントレポート

阿部:糸井さんが広告コピーの仕事に入っていったのは、広告の中にある何かを共有したり分かち合ったりするところに惹かれたからでしょうか?

糸井:そうですね。何か書いても、人が読んでくれなければ成り立たないわけで。誰かがいるおかげで、自分のやっていることが面白くなる。そういうことにいつも強い興味があったんじゃないですか。
阿部:私はコピーの勉強をする時、1人でのめり込んでいった感覚があるんですが、糸井さんは駆け出しのコピーライターのとき、1人でガンガンやる感じでしたか?

糸井:勉強だけしていた時期は、僕はたぶんないですね。半年ほど養成講座に通いましたけど、実際に考えたのは、仕事で本当に解決しなければならない課題があるとき。それが勉強といえば勉強なんだと思います。もう一つは、趣味なのか遊びなのかわかんないですけど、絶えず「自分だったらどうするかな」って考えているんですね。例えば電車で中吊りのコピーを見ても、テレビを見ても、「じゃあ自分はどうするだろう」と考えるわけです。いつの間にかものすごく広い範囲でひっきりなしに考える癖がついていましたね。

【考察】女性ファッション誌の表紙がシンプルになってきた理由

■Web

「ブレスト体質」の人は、抽象化してレイヤーを上げたり、逆に下げたり、あるいは横に転がしたりということが自在なんですよ。そうすると、自分が出した「ボクシング会議」というアイデアが、真面目な女子から「血が出るからダメ」と否定されたとしても、「ボクシング会議というのは結局、格闘技×会議ということだから・・・」と考えて、「じゃあ合気道会議は?」とすぐに次のアイデアが出てくる。

ブレストをしていると、どうしたって自分のアイデアが否定される場面があるじゃないですか。そういうときに、アイデアがあまり出ない人はすぐにムスッとしてしまう。自分で「ちょっとでもいい案が出せたぞ」と思うと、それに固執してしまって、会の流れを止めてしまうことにもなる。

アイデアがたくさん出る人は、そこでいちいちヘコまないんです。「それがダメなら、じゃあこれは?」というふうに、すぐに横に転がすことができるから。
当時やっていたことが、毎日1つ自分にヒットした言葉をスプレッドシートに書き留めること。先輩や上司のハッとした言葉を、僕は「HITWORDS(ヒットワード)」と名付けていて。カヤックに入社してすぐにはじめました。新人研修の講師の方の「3分考えてから聞きなさい」という言葉。仕事の早い先輩に言われた「即レス即対応しよう」とか。いつ、誰に言われて、自分はどう思ったのか。1日の終わりに振り返っていました。
明確に「これが好き」とか、「これがやりたい」と言葉にできなくてもいいと思うんです。直感に素直に流されてみることで、自分の感性を磨けるし、想像し得なかった出会いや経験につながるはずです。

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