2021年1月「表現の手段を増やしたらものの見方が変わった」
小学生の頃から漫画を描くことが好きだった。
まったく絵心はなかったけれど、自分の頭の中にある物語がイメージ通りに表現できるのが楽しかった。誰に見せることもなく、自分だけの世界を自分だけで楽しんでいた。
といっても、本当に絵は下手だったので、自分の絵の下手さを見たくなくていつの間にか紙に書くのは「文章」だけになっていた。
「絵が上手くなりたい」。改めてそう強く思ったのは、社会人になって数年が経った頃だった。自分が頭の中で思い描いたものをそのままの鮮度で人に伝えられない。仕