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【思い出語り④】エキセントリック∞トリック

少年漫画の第一話みたいなテンションで書き上げた脚本です。

↓脚本の内容に触れますので、まだの方はこちらからどうぞ

前回掲載した「箱の中」のもっと前に書きあがっていた脚本です。
やっぱり探偵は怪盗とバトんないとね。

探偵もの大好きなんですよね~~~~~。

読むのも観るのも大好きなんですが、書くのはかなり頭使いますねぇ。
このくらいのレベル感が限界でした。
しかも暗号が公演会場の名前になっているので、あまり汎用性がないという・・・。
しかも公演直前になって暗号文1文字間違ってることに気づくし。
ほら、ね。気づいてほしいからわざと間違えたんですけどね。
なんてね。

探偵は、常にかっこよくて、でも可哀そうな存在であってほしくてこんな話運びになりました。
探偵って受動的な存在なんですよ。誰かが用意してくれた謎という食事を、においをかいだり、噛み砕いたり、飲み込んだりして、レビューする存在でしかない。
謎ときがしたい人間は、誰かが謎という食事を用意してくれないと、飢えて死んでしまうし、どんどんもっとおいしい謎が欲しくなっていってしまう。

だから鬼龍院は不知火のために謎という食事を用意したし、おいしそうに頬張る不知火を見て満足したんだな、と。
探偵と同じくらい、犯人も魅力的であってほしかったのですが、どうでしょうか。
このあたりはかなり好きな会話です。

鬼龍院「だから、あなたに会いたくて、もう一度、目の前であの黒く揺らぐ炎が見たくて…あなたに喜んで頂きたくて、この舞台を用意したのです。いわば、この舞台は、この謎は、わたくしからあなたへのプレゼントなのです!」
朝比奈「…気味が悪い。」
鬼龍院「不知火さま。あなたの瞳の奥の炎は…とびきりの謎を、今か今かと舌なめずりをしながら待ち続けているのです。あなたが探偵なのは…あなたを興奮させる素敵な謎を孕んだ事件を、待ち続けているから…。わたくしにはわかるのです。あなたの気持ちが。あなたの心が。」
不知火「…やめてください…。」
鬼龍院「わたくしはあなたの理解者です。愛しています、不知火さま。きっと次は、もっともっと、素敵な謎をご用意してみせます。怪盗の暗号なんかじゃ、やっぱり簡単すぎてしまいましたものね。もっと大きな謎でなくては、あの時のようなあなたを、たくさん見られない…。」
不知火「やめてください、鬼龍院嬢!」
鬼龍院「………愛していますよ、不知火さま。」

ただもう全編通してドチャクソ芝居がかったセリフ回しなので、やりにくくて仕方なかったでしょう。
芝居らしい芝居は結構楽しいけれども。
滑舌と抑揚が大事になってきます。言いにくいセリフが多くてめちゃめちゃ滑舌やったような・・・・
いや、言いにくいセリフがたくさんあるのは、私の脚本ではよくあることですが・・・・・。

この時にキャストをやっていた人は、私以外みんな別の道に進んでしまったので、これの続きはいつか書きたいなぁと思っていたけど厳しいだろうなぁ。
人はいつかいなくなってしまうものなので。仕方ないね。

もともとこのシリーズはゲームシナリオとして書きたいなぁと思っていたものなので、そっちで書くか。
ノベルゲームずっと作りたいと思ってるけど作れてないなぁ。
作りたい・・・・・!!!!!

めっちゃかっこよく撮ってもらった朝比奈クンの写真を最後に見せびらかして終わりにします。

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鬼龍院譲が去って行った扉を背にしています。
光の当たり方ァ!!
イイネ!!!!

↓↓劇団AQUAの次回公演、「アオハルにシャッター」もよろしくね!

アオハル表

アオハル裏


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