言わずと知れたものではあるが。

第5話|機動戦士ガンダム【ガンチャン】

公式・・・なぜサブタイを書かない。

第5話「大気圏突入」です。


先日より配信が始まり、2話以降忘れてたのを思い出して見に行ったところ「大気圏突入」という、割と見どころの回が配信中。
映画版では耐熱フィルムではなく盾で防護しつつエアでゴニョゴニョみたいな設定変更があります。

再放送時に録音したものを繰り返し聞いてるので内容は知ってるんだけど、視聴できるソフトを持ってないので映像見るのは久々。
やっぱり見ちゃいますね。

当時の事情として予算も時間もないため、一枚絵やバンク(決まったシーンの再利用)を駆使しつついかに効果的に見せるか・・・という、演出家の苦労が偲ばれます。
絵コンテの斧谷稔は富野喜幸の別名だそうで、最近知りました。

今回リード中尉やガルマ様の登場もあり、登場人物がすごく多いです。
脇役の存在感がすごい。
ちゃんとそれぞれ名前もついてます。

歳をとって気づきましたがジオンの兵士が結構人間くさいことに違和感。
ガルマ様みたいに「ジオン公国に栄光あれ!」とか言わないんですものね。
まあダイクンの政権からザビ家に取って代わられてそれほど間もないので、兵士もまだ独裁色に染まりきってないのかも。
デギン公王はある意味「甘い」人なので、そしてギレンも・・・キシリアの代で独裁が完成するか、というところをあの人が。
ご存じない方はどうぞ最後まで見てください。
どうあれ「人の死に際」とはこういうものである、という表現であって、これを書いた脚本家、生かしたトミノ監督のすごさも改めて。
こういった表現が、他のアニメとは違う「戦争の生々しさ」として伝わり、見て驚いた子どもたち、アニメファンも少なくないと思います。

古いアニメなので絵とか動きなどは物足りないかも知れませんが
「絵で動く戦争ドラマ」として、十二分に楽しめると思います。
と考えると、ファーストガンダムとはアニメらしいアニメではないんだな。
タイトルの続編はいっぱいあるけど、このようなアニメらしくないアニメの跡を継ぐものはない。
孤高の一点物です。
未見の人、お時間のある方は是非。


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