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【鑑賞記録】キャラクター 演者は駆け引きの世界で生きていた

高い画力があるにも関わらず、売れない漫画家、主人公:山城圭吾(菅田将暉)。ある日、アシスタントとして「誰もが見ても幸せそうな家」をスケッチすべく、訪れた家で殺人現場に出くわす。現場で自分しか見ていない犯人をモデルに漫画を描き始め、爆発的にヒットするが、それと連動して連続殺人事件も起こり...

参考: Amazonプライム

ネタバレも含むので、要約を見て興味を持ったら見ることをお勧めします。

セカオワ深瀬君の演技がすこ

キャストが豪華。主演菅田将暉、その妻高畑充希、刑事の中村獅童と小栗旬、殺人役のセカオワ深瀬君。狂気じみた発言や思想が滲み出る役づくりは感心する。

ホラーとかサスペンスを描く人に言っているけど、実際殺人をしたことがないし、実際の現場を見たことがないでしょ。でも、リアリティがいるわけ。こういう人ならいそうというキャラクターを登場させないとならない。

映画から抜粋

やったことがない、見たことがない、触れたことのない世界に飛び込んで、役(キャラクター)をつくるのが俳優であり、漫画家である。それが自分だけの世界ではなく、視聴者に共感も得るギリギリのラインで演じる駆け引きは演じることの醍醐味なんだろう。

深瀬君の「僕はいったい誰なんだ」は殺人犯だけど、胸が締め付けられる最後のシーンであった。たった一言で「悪」以外のちょっとした人間味(その人なりの葛藤や悩み)を伝えていて、演者さんめっちゃすこと思いました。

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