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Week7 | 刺し終える大変さ

20200525(Mon.) - 0531(Sun.)

刺繍に目覚めて7週目。今週やったことを振り返り。

次の作品の材料を買いに行った

今週25日に緊急事態宣言が解除されて、最初の週末。
土曜の午前中から、ユザワヤに行ってきた!

まだ1つ目が完成していない中だけど、はやる気持ちが抑えられなくて。
次はざっくりこんな方向性にするつもりで、必要な材料を買い出し。
・濃い色の布に刺す
・もう少し小ぶりなサイズ
・夜の色

慎重に布選び

前回の学びから、とにかくストレッチのないものをと、気になる布を片っ端から引っ張って確認。

このブログによると、刺繍向きの布のポイントはこの4つ。
・図案が写しやすいこと
・織りが均等で織り目が詰まって揃っていること
・薄すぎず分厚すぎないこと
・伸縮しないこと

「シーチング」や「ツイル」、「オックス」が刺しやすいとあるものの、それが具体的にどんな生地のことをいうのか分からない初心者の私は、店内を何度も行ったり来たり。

どの生地も多少なりストレッチがあるものがほとんどで、最初に刺した樋口さんのキットの生地は、本当に刺繍用に厳選された生地だったんだなぁと、振り返って気づく。

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右から、①樋口さんのキットの生地、②今刺している生地、③今度の生地。

①ベルギーLIBECO・LAGAE社製の高品質リネン100%
②綿50%・麻50%
③綿100%(たぶん…!店頭でメモしてくればよかった。。。涙)。撥水と説明されていて、エプロンにおすすめされてた。

生地の織り方について
シーチングやツイルといった生地の名前は、織り方の名前だそう。
この記事がわかりやすかった!

縦糸・横糸の目数で大きくわけて「平織」「綾織(ツイル)」「朱子(しゅす)織(サテン)」の3種類があって、その中でさらに縦糸・横糸の取る本数で布の名前が分かれている。

織り方で見ると、わたしの元にある3種類の布はどれも、「平織」という経糸と緯糸が1本ずつ交差した最もポピュラーな布みたい。

そのなかで、①と②はおそらくシーチング、③はウェザークロスだと思う。
今回買った③はこれまでのと比べて目がもっと詰まっているから、どんな刺し心地になるか楽しみ。

国産刺繍糸、cosmoの糸に挑戦

今回はじめて、株式会社ルシアンの刺繍糸「cosmo」を買ってみた。
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これまでは正直、ビジュアルの素敵さでフランスのDMC一択だったのだけれど、この記事でcosmoが激推しされていたので気になって。

売られている状態では正直そこまでの違いは感じられなかったけれど、刺してみてどう違うのかが楽しみ。

ルシアンは企業情報によると1933年に京都で創業されて、1950年から刺繍糸の取り扱いをはじめたそう。70年の歴史がある刺繍糸ということで、DMCのほうが歴史があるとはいえ、すごいなぁ。

刺繍糸の管理アプリをリサーチ

刺繍糸が増えてくると、今どの色番を持っているのか管理したくなってくる。でないと、気づかず同じ色を何色も買ってしまいそう。持っている色の管理が便利にできるアプリとかないのかな。

あと、今は頭のなかにあるイメージをもとに店頭で刺繍ケースの引き出しを開け閉めして色を選んでいるけれど、図案をしっかり描いてから刺す場合には、色を調べて買いに行きたくなりそう。その場合、カラーピッカー的なツールってあるのかしら。

調べたら、いちばんそれに近そうなのがこのアプリ。有料でダウンロードしてみたけれど、うーん、使い方が難しそうだ…。

偶数の糸で刺すときの玉結びのしかたを変えてみた

そういえば、ユザワヤに樋口さんの新刊『季節のステッチ』が置いてあったのでパラパラとめくったら、巻末に刺繍のコツがまとめてあった。

樋口さんは、偶数の本数で糸を取るときは、糸の両端を合わせて倍の本数にして刺しているみたい。
4本取りだったら2本を2つ折り、6本取りだったら3本を2つ折り。そのやり方があったか〜!と、目からウロコ。

さっそくやってみたら、たしかにこの方法だと針がウッカリ抜けないし、刺している間に糸の長さがズレることがなくて、とくにサテンステッチが刺しやすい。
デメリットとしては、ステッチが気に入らないときに針を外して糸をほどくことができない点。あと、チェーンステッチでは微妙に刺しづらかったので、万能ではないのかも。

でも、一つのやり方しか知らないのと、いくつか引き出しを持っているのとだと技術力が違うから、またひとつレベルアップして嬉しい。

完成まであと少し

次の作品を妄想しながらも、目の前は、今の作品を完成に持っていくこと。
5月中に完成させたかったけど、くやしいかな、間に合わなかった。

焦って完成させるのも雑な向き合いになりそうだったので、もう1週間かけることにした。

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ステッチの種類はさらに増えて、サテンステッチの2本どり、3本どりで厚さの違いをつけてみたり、フレンチノットステッチでボリュームを出したり。

15cmの枠をすべて刺し埋めるって、本当に大変だ…。
刺し終えたとき、これだけ時間をかけたから間違いなく「思い入れ」は持てるだろうけれど、気に入るかどうかは別の話で。
もう次の作品に気持ちが向かっている私は浮気性。惰性で刺すのはかわいそうだけど、途中でやめたっていいのに、責任意識が生まれてしまってる。

この恋愛みたいな気持ちはいったい何だろう笑。

NEXT WEEK

来週こそは、この作品を完成させて、次に向かいたい。

・できた作品を写真におさめる
・作品を出す場所をつくる

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