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(日記)最近楽しかった会

一つ目、横浜スタンプラリー会。

同じアイドルを好きな友人に誘われて、横浜まで出向いた。横浜駅から中華街にも立ち寄って海辺の方まで、それから足を伸ばして伊勢佐木のほうまで、思ったよりもたくさん歩いて万歩計が30,000歩になっていた。

友人は建築学科で、都市デザイン系の視点をもっているので、歩きながら建物や街づくりについての話をたくさんしてくれた。朝10時から夕方までずっと、ただ歩いてしゃべっていただけで、こんなに楽しいのもすごいと思う。もちろんアイドルの話もたくさんした。

途中で、コメダ珈琲の和風コンセプト店舗が横浜にあるらしいと聞いた。お団子が席で焼けるらしい。焼きたいね?となって、早めのお昼がわりに行くことにした。席について注文すると小さな焼き網付きの七輪風のコンロが出てきて、それで五平餅を焼いて食べた。あと抹茶のシロノワールも。とても美味しかった。その子はいつも、美味しいものをはっきりと美味しそうに食べるので見ていて快くなる。

中華街では、ねぎ入りクレープなるものも食べた。お正月の神社の境内に、屋台で出ている焼餅(シャオピン)にも似ている味だ。シンプルないい味。熱々すぎて持てなかったので少し移動してから、大きな船を見ながら食べた。あれはもう使っていない船で、博物館になっていて中に入れるらしい。公園はきれいな花壇がたくさんあって、カラフルなバラが咲いていた。

途中、コンクリートの橋桁のようなところを通った。「こういうところ、好きなんだよね」と思わずカメラを取り出すと、「わかる」と言ってくれた。嬉しい。こういう、規則性をもって並んでいる人工物にとても惹かれる瞬間がある。お気に入りの駐輪場の写真を思い切って見せると、これもいいね、と言って、いくつか、この趣向に合いそうな海外の建築を教えてくれた。

スタンプラリーの最後には、集めた数に応じてトレカがもらえた。いざ引いて、いちばん好きな人の絵柄が出なかったのだけれども、近くにいたお姉さんが交換してくれた。ありがとう……その人は全員コンプリートに取り組んでいて、ちょうど最後のカードを探していたらしい。友人は好きなチームのトレカを見事にじゃんじゃん引き当てていた。自引きができるようになりたい。

また会おうね、グループでも適当に集まろうね、と約束をして別れた。


二つ目、古参飲み会。

オフィスが点検で使えないので18時で追い出された日。後輩たちがこのあと親睦会をやるというので、「羨ましいな〜」「古参もやるか〜」ということで急きょ決行された。イカが水槽を泳いでいる、海鮮が美味しい飲み屋に4人で入る。ここのイカリングはとても美味しい。

まったく違う4部署のマネージャーが集まって、仕事についても好きなことについても、やんややんや話した。かなり気が置けないので楽だ。

本好きばかりの会社なので、それぞれ好きなシリーズの話をしていた。みんな自分の推したいシリーズを話したい一方で、気が利いてなまじコミュニケーションが巧みな人たちばかりなので、「うんうん、いいね。それ『〇〇』のシリーズだとこういう概念で出てきてね……」といった具合にひたすら異文化交流を繰り返していた。こんなことって成立するんだ、と面白く眺めていた。例えるなら、ハリポタファンとジブリファンが、同じ文脈で偏ることなく楽しく会話を続けている感じ。

あと黒子の話をした。夏になってみんな半袖だったので、ふと、黒子多いね、そうじゃないね、という話になった。できやすい人が、自分を含めて2人、もう2人はあまりできないという。もうちょいで星座になるんだけどね〜という、ロマンチストっぽい話もこのメンバーだと軽々と言える。自分は話しながら、バックグラウンドで少しだけ別の友人を思い出していた。首元の、真ん中に、ダイヤの頂点をかたどるように4つ、黒子がある友人のこと。

黒子が2つあるとき、その間を指でいい感じにつまむと「ぞうさん」みたいに見える……という遊びはある程度一般的かと思っていたのだが、教えたら誰も知らなかったらしい。みんなかなりウケていた。


三つ目、カラオケ会。

先月のランチで「カラオケに行きたい!」と盛り上がったメンバーで行った。ひとりの子がバチバチに洋楽がうまく「すげ〜!」と思っていたら終盤で「Les Champs-Elysees(オー・シャンゼリゼ )」をフランス語で歌われて、「反則だ……」と思った。あまりに格好良かった。

その子とデュエットをさせてもらった。うろ覚えだったけれども「A Whole New World」と「とびら開けて」を一緒に歌って、ハモれるところはハモってくれた。久しぶりに人と歌う喜びを感じた。歌いながら、優しいな、と思った。息を合わせようとしてくれているのが伝わってくる。こういう感覚も久しぶりでくすぐったかった。「絶対にもう1回やろう、練習しておく!」と誓った。

その子が、もう1人のメンバーと一緒に歌った「WINDING ROAD」も凄かった。おそらくカラオケの採点システムにははまらない良さを持っている歌い方なので、ぜひそのままでいてほしい。点を出す歌い方にすると、きっとその良さが損なわれてしまうと思う。

「またやりたい!」と言ってくれたので、やろうやろうと答えつつ、ぜひその子のチームでもカラオケ会を開催しなよ、と仕掛けておいた。

ちなみに、だんだん周りにカラオケ番長ぽく認識されてきている気がするのだが、自分はあくまで「歌唱」が好きで、カラオケは手段にすぎないことを誤解のないように申し添えておきたい……実は、ひとりで家でギターで歌うのがいちばん好きな時間かもしれない。

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