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RTX3070tiの性能を更に深掘りする

メモリによる動作不安問題が解決したので…

あれからも不具合が起きないか、仕事から帰ったらとりあえず日課のFFベンチマーク遊びをしています。

ゲームの不安定化問題がメモリ由来という事が判りましたので、グラボに不具合はないと言う事で、RTX3070tiは再び75%セーブモード+簡易オーバークロック(コアクロック+122MHz)で運用しています。消費電力をRTX3070と同程度の220Wに抑えながら、最もFF15ベンチマークのスコアが出る帯域ですね。

参考値

環境
OS:Windows11
CPU:Core-i7 12700
メモリ:DDR-5 4800MHz 16GB×2枚
GPU:RTX3070ti(PALIT)
電源:750W GOLD
検証ソフト:FF15ベンチマーク 4K・高品質

普段使いの環境はこんな感じ。
75%パワーセーブ・クロックアップなし
75%パワーセーブ・122MHzクロックアップ
定格・クロックアップなし
定格・122MHzクロックアップ

ここから色々限界値を試してみる

定格でコア200MHz+メモリ200MHz程クロックアップ
スコア7000に届くかと思ったが、惜しい!

RTX3080が4K高画質で7000台のスコアを出すらしいので、かなり近いところまで近付けた感じだ。

続いて、4Kでカスタム→DLSS-ONの状態で回してみたのだが、2回程回して2回ともベンチマークソフトが落ちてしまったので、どうもこの環境(コア200+メモリ200クロックアップ)ではDLSS-ONは無理らしい。スコアは上がるが、モーションが飛び飛びになって動作が不安定になるようだ。

そこで、普段使いの75%パワーセーブ+簡易オーバークロック(+122MHz)にして4K・DLSS-ONを計測。

モーション飛びは起こるが、無事完走。

スコアが9000超えてる辺り、多分デフォルトの4Kカスタム画質は標準品質に準じてるんだと思う。

次に、定格出力にオーバークロックかけた状態でDLSS-ONをテスト。コアクロック+200MHzだとベンチマークが落ちる為、簡易OCで再現された+165MHzでトライ。

コア165MHz+メモリ200MHzOCにてDLSSテスト
無事完走。スコアは伸びたが、10000は超えなかった。

まとめ

今回の検証では、4K高品質のスコアで定格+コア&メモリクロックアップで6880迄伸びたが、RTX3080の定格スコア帯(約7650)迄は届かず。約9%程が離されている事が判った。やはり基本性能となるコア数の差はデカいか。

パワーセーブ&コアクロックアップにより、ワットパフォーマンスはかなり上昇する。RTX3070無印と同程度の消費電力で、スコアは定格から約3%しか下がらない6261をマーク。RTX3070無印では4K高品質で定格5900前後のスコアらしいので、約6%近く高いスコアを出している事になる。

定格でオーバークロックした場合はRTX3070無印よりも約16%高いスコアなので、なんやかんやで3080と3070の中間性能なんだなー、という事が判った。

DLSS-ONにするとスコアは伸びたが、動作がかなり不安定になる印象。
DLSSはAIが追加フレームを創り出してフレームレートを上げるという技術らしいが、なんかFF15の場合はまだまだ技術的に未成熟な感じで、キャラがピクピクと痙攣始めたり、低負荷の動きをムリヤリ加速させてフレームレート稼いでるような印象で、FPSは60〜70→100前後まで飛躍的に伸びたが、全く自然な感じの動作には見えなかった
バグってるようにしか見えなかったわね。

てなわけで、今回もFF15ベンチでRTX3070tiの性能を深掘りしてみました。

世間的にはもうRTX4070tiの発売日もリークされたみたいですが、現実的にまだ買える価格帯ではなく(164800円程度とか)、コネクタの溶け問題がまだ解決してない為、現時点で手の届くグラフィックボードとして検討していただけたらなー、と思います。


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