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秘薬ツカレナオース

ツカレナオース=ビールを飲む事

パラオでは太平洋戦争時代の兵隊さんが残していった日本語が現地の言葉として定着しているそうですが、ツカレナオースはビールを飲むという意味で使われているそうですね。

参考リンク
パラオに行ってツカレナオース?日本語が公用語の国パラオの魅力に迫る | RETRIP[リトリップ] / https://rtrp.jp/articles/3380/

これから季節的にツカレナオースが美味い時期になりますが、皆さんは何処のメーカーのツカレナオースが好きですかね…?

ライト層向けのアサヒスーパードルルァイ

王道を征くスーパードライ

今までの経験上、ツカレナオース初心者〜ライト層にはアサヒスーパードライを推す人が多いような気がします。
キリッとした喉越しと、苦すぎない淡麗な口当たりが人気のようです。

このツカレナオースは苦味が薄く味の主張も淡いので、喉を潤す最初の1杯、揚げ物等に良く合うツカレナオースかと思われます。

和食にも合う一番搾り

個人的に推す一番搾り

続いて麒麟の一番搾りですが、味と喉越しのバランスがよく、揚げ物以外にも刺し身といった和食等、幅広い料理に合わせられる万能ツカレナオースとなっています。

苦味はややスーパードライよりありますが、ラガー程では無いので、舌の肥えてきた中級者向けのツカレナオースなのではないかと思います。

キングオブJビール・ヱビス

香りが他を圧倒するヱビス

国産ツカレナオースの最高峰に君臨するのがこのヱビスです。明らかに他を圧倒する芳醇なホップの香りが特徴で、生でも瓶でもとにかく爽やかな飲み口で美味い!

味も上品で、特に高級食材との相性が良いツカレナオースとなっています。お勧めは天婦羅の他、刺身や魚の煮付けにも良く合いますね。

泡に定評のあるサッポロクラシック

北海道の料理に合わせたいサッポロクラシック

サッポロクラシックは北海道限定醸造のツカレナオースですが、個人的には黒ラベルの上位互換に位置するツカレナオースです。

味は一番搾りと似ており、ジンギスカンかエビ・カニまで、幅広い料理に合うのが特徴ですが、サッポロクラシックの魅力は特にその泡の滑らかさに現れていると思います。北海道らしいクリーミィな泡が、より食欲を掻き立てるのです。

オリオンとサントリー

今回載せなかったツカレナオースと中にプレミアム・モルツとオリオンがありますが、この2ブランドはあまり居酒屋でお目にかかる機会が上記のツカレナオースに比して圧倒的に少ないのが特徴です。

オリオンに関しては沖縄の地場ツカレナオースなので、他県では沖縄料理店位でしかあまり見ないのはしょうがないのですが、プレミアム・モルツに関してはやや名前負け感があるのは否めないかな、と思っております。

オリオンは比較的アサヒスーパードライに近く、味が薄めでゴクゴク行ける南国系のツカレナオースというキャラが立っていますが、プレミアム・モルツに関しては、味や香りがヱビス程では無い割にヱビス並の値段がしてしまうので、一番搾りとコスパの面で比較してもやや不利な印象を受けてしまいます。

割と真面目に反省してもらいたいのが、サントリーはコマーシャルによるイメージ戦略だけが先んじている点です。

過去に露骨な麒麟・秋味のパクリ商品出したのもサントリーであり、ここには割とパクリ屋のイメージもついてしまっております。いや、決して美味しくない訳じゃないんだけど、拭いきれない贋作感がね…。

その他、クラフトツカレナオースの面々

まさに秘薬の味。

クラフトツカレナオースは正しく秘薬であり、そのジャンルは王道の爽やかなホップの香りを楽しめるエール系と、切れ味鋭い苦味があるラガー系、そしてチョコレートのようなビターな口当たりを再現するスタウト系に分けられます。

クラフト系は味の幅が特に広いため、他にもイチゴや柑橘系ピールといった秘薬のようなフレーバーを楽しむ事ができるのが魅力です。

この手のジャンルは沼のように底が深いので、正に上級者向けのツカレナオースといえるでしょう。


今年もまた夏がやってきますが、皆さんも好みのツカレナオースを開拓して、暑い夏を乗り切りましょう。

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