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短い小説たち|さとうひび

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小説です。有料やめました。無料枠に全部公開してますので実質無料です。値段がついているのは投げ銭用。もし気に入ったら応援購入よろしくお願いします。すごく励まされます。
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#脈絡のない話

可能性のスポットライト

「物理学的な見地でいくと、僕たちの考えている『時間の流れ』っていうものは存在しないんだ」…

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私の夢みた行く末

遠雷が鳴る。 遠くに聞こえる長い雪崩のような、そのくぐもった音は。 密かに私の恋の終わり…

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海風の悠かに遠く

おじいちゃんが枕元に現れたのは、私が鬱状態に陥り、初めて会社を無断欠勤したときだった。 …

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僕には才能がある

ここにはいない起業家の、インタビューされたときの話。 自分でいうのもなんなんですけど、僕…

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くりかえしてる

昨日も僕は8時に起きて、遅刻ギリギリ会社にむかった。昨日と一緒の電車に乗って、昨日みたい…

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フレッドペリーよ、大旗を振って

フレッドペリーは泣いていた。フレッドペリーはファッションブランドではなく、彼のニックネー…

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くれいじーピッグ

クレイジーな豚は空を飛ぼうと決意した。 周りの豚は彼をバカにするか、死んじゃうからやめたほうがいいと真剣に止めた。クレイジーな豚はどちらにも耳を貸さず、ゴミおきばを漁りだした。 空を飛ぶのになんでゴミを漁るんだと、周りの豚は彼をバカにするか、ゴミなんて汚いから触らないほうがいいと心配したが、彼はどちらにも耳を貸さなかった。 ごみ捨て場から鉄を拾ってきたクレイジーな豚は、何やら急に化学の勉強を始めた。周りの豚は気でも狂ったかと彼をバカにするか、思い直して学者を目指すのねと

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昨日の深爪

優しい気持ちと悲しい気持ちが重なり合って恋だと知った。昨日の深爪は誰のため?私のためか、…

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像に小判

猫に小判とはいったものだが、こないだケンゾーは像に小判をあげていた。像というのは「象」で…

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