見出し画像

Crush

“I HAVE A CRUSH ON YOU.”
-あなたのことが好きだ。

私、この英語表現が示す“好き”がなんか好き。crushのイメージって、何か物と物がぶつかって打ち砕かれたり、押しつぶされたりするって感じじゃん。自分とその人の間でcrushが生じる、その人のせいで自分の中にcrushが生じる、そんな風にも考えられるのかな。私は日本語話者だからその辺の細かな意味合いはよく分からないけど、crushと“好きだーーー!”という抑えきれない感情の一致は理解できる気がする。バーンッッッ!好きー!!!!的な(合ってんのかなこれ)。理性的に論理的に言葉にする余裕なんてなくて、ただ車と車が衝突するみたいに、花火が空に放たれるみたいに、大きくて強い“好き”が頭の中でバーンッッッ!ってなる雰囲気。この豪快で分かりやすい“好き”が好きだし、すごく憧れちゃう。

対する日本語表現でいうと、「好意を寄せる」「恋焦がれる」「恋慕う」とかかな。これらは、密かな思いをじわじわ積み重ねて恥じらいを感じながら好きバレしていく、みたいな雰囲気を感じる。だって、「寄せる」と「慕う」は相手優先の控えめさが出てるし、「焦がれる」なんて1人で抱えて困ってそう。そんな“好き”も悪くはないけど、ちょっと疲れちゃうやつ。

もちろん私は、後者の日本語スタイルの“好き”を拗らせがち。話は変わるけど、きたみなの野村さんが言ってた、「好っきゃわぁって言うなぁ 飲んでる時に」がずっと心に残っている。この感じすごくいいよね。“好き”が大きいが故の衝動性というか躊躇いのなさ。どちらかというと、crushが表現している感情に近い気がする。私もcrushを起こして、それを素直に認めて、好っきゃわ〜と言える(言われる)女に30才までにはなりたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?