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職場からの静かな左遷

6月13日〜16日の間、福岡旅行に行っていました。13日に仕事を終えて夜に福岡へ飛びまして、14日〜16日の3日間は会社に休みの申請をしておりました。3連休をとる機会はめったにないので、それだけの間仕事から離れることに一抹の不安はあった。同時に、それほどに社畜マインドを叩き込まれてしまった事への嘆きもあります。

僕の会社は、事前に休みを申請しておけばその日は確実に休日になります。その代わり、他の日はどういうシフトが組まれるか分からない。シフトが発表されるまではドキドキだ。しかし、旅行の日が休みになることは分かりきっているので、後はどうなっても構わない。僕は仕事の日と休日が不規則なほうが好きだ。月〜金まで働き、土日に休むというカレンダー通りの生活に順応できない僕には向いている労働スタイル。そんな生活もいつまで続くかは分からない。結局、僕に最も適しているのは無職なわけだし。そんな僕がなぜ今働いているのか、その理由についてもいずれ改めて書き留めたい。

さて、発表された6月のシフトを確認してみると、もちろん14日〜16日の3日間は休みになっていたのですが…どういう訳か17日、18日も休みになっていた。つまり5連休。5日続けての休みなんて無職以来だ。もちろん、それだけ休んだ分の皺寄せは後日に来る。しかも、5日も仕事を離れるとブランクによる鈍りも発生する。どんな仕事でも日数が空けば業務に支障が出るでしょうが、僕の仕事の場合はその傾向が顕著だ。それゆえ、なるべく連休が発生しないようシフト制が導入されている。また、3連休以上をとる場合は1カ月以上前に申請をしなければならない。それくらい「連休」に対して注意を払っている環境だというのに、僕が自ら望んだわけでもない5連休とは何事だ?やはり、前々から言っているように僕はハブられ気味なのかもしれない。今回の5連休だって静かな左遷とも考えられる。

社内での疎外感によってナイーブな気持ちになることも多かったですが、さすがに5連休はそんな呪いすら振り払う力があった。というのも、あまりに仕事から離れすぎて逆に不安がなくなった。むしろ、仕事に追われる毎日のループがいかに視野を狭めていたかを痛感させられた。僕が普段見ている世界なんて本当に小さいんだ。万物を見通すプロビデンスの目を得たような気になっている今でさえ、僕風情が見えているものなど極わずかなのに、仕事をしているとこの視界が更に狭まる。世界の広さを思い出させてくれてありがとう。もしかして、5連休を与えたのはそのため…?ま、まさかそんな。社内の人間は僕のことを嫌っているんだ…そんな粋なマネをするはずが…。

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