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思い出のゲームのリメイクをプレイする

先日ニンダイがありました。Switchもいよいよご勇退の時期が迫っているということで、ここ1〜2年のソフト発表はリメイクが中心になってきました。任天堂ハードでいえば、据え置きはSFC〜Wii、携帯機はGB〜3DSあたりに青春時代を過ごした僕たち。リメイクが次々と作られる昨今の流れは、僕ら世代にぶっ刺さりなのだ。というか、メインのターゲット層なのでしょうね。ゲームから離れた社会人たちを、青春の甘酸っぱいカオリで誘き寄せるのだ。実際、今回発表されたドラクエ1〜3のリメイクで再びゲームに関心を示していた人が周りにいます。

思うに、リメイクを購入するのって大半はそのゲームをプレイしたことがない人なんじゃないか。名作を次世代に伝えていったり、若い世代のプレイハードルを下げるという意味でリメイクはたいへん有用だ。”Re”makeとはいっても、イチから完全新作を作るのと同等か、あるいはそれ以上に労力がかかるそうなのですが、それをするだけの価値は十二分にあるはず。新規プレイヤー以外でリメイクを買うとすれば、その作品のファンでしょうね。

僕はリメイクを買うほどファンのゲームはさほど多くないですが、先月発売されたペーパーマリオRPGは購入しました。というのも、このシリーズは僕の中で3本指…いや、もしかすると1番といってもいいくらい思い入れのあるゲームなのです。特に64のマリオストーリー、GCのペーパーマリオRPGが大好きです(当シリーズファンにありがちな初期2作品推し)。語り始めるとキリがないので、作品詳細については割愛します。とにかく、今回のリメイクはめちゃくちゃ嬉しかったです。大好きなゲームが現代の技術水準で改めて作られることの嬉しさはもちろん、レトロゲームとして過去のものになっていた作品が再び息を吹き返すようで、また命を宿して生き生きと表舞台に立つようで、それがとても嬉しいんだ。

先月の発売日に購入し、少しずつプレイして先日クリアしました。攻略をすべて把握しているのでスムーズな進行をしたつもりですが、それでも30時間弱かかりました。すごいボリュームです。ただやはり20年前のゲームですから、マップ内での往復が多かったりと、リメイクではどうしようもない時代錯誤ポイントは残っているんですよね。そこを若きプレイヤー達はどう感じるか…。部分的にショートカットは追加されていましたが、ストーリーの大筋は変えられませんしね。

作品に思い入れの強い僕としては、オリジナルとの微妙な相違点が気になってしまい(ネガティブな意味合いで)初めのうちはプレイを進めるのがつらかった。大好きなゲームのはずなのに、ここが違う、ここも違う…。それに、絶大な思い出補正があるので「なんか違う」という漠然とした不満も生まれる。ここまでくるとイチャモンだ。けれど、ものの2〜3時間もプレイしているとすっかり慣れました。それどころか、元は1種類しかなかった雑魚戦のBGMもステージによって専用の曲が用意されているなど、追加要素を楽しめるようになった。そうしてクリアまで辿り着いたわけです。やはり最高のゲームだ。人それぞれ違うでしょうが、思い出のゲームがあるというのは素敵なことですね。

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