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「嫌な出来事」はなぜ連続するのか

一昨日くらいに「もうネガティブな話をするのは一旦やめにする」みたいなことを言いましたが、撤回です。残念ながら今日は僕にとって悲しい日となってしまいました。2度あることは3度ある、という諺やマーフィーの法則に代表されるように、「嫌なこと」というのは連続したり、なんで今なんだよという絶妙なタイミングで発生したりする。厳密に言えば、人間は防衛本能として嫌な出来事、ひいては自分の身に危険の及ぶ可能性のあることを強く記憶するため、そのように錯覚しているだけなのでしょうが。そんな話はさておき。それでは、僕におとずれたしょうもない悲劇の半日をお届けしましょう。

今日僕は休日でした。連休ではなく今日1日だけの休みで、明日からはまた仕事だ。なので、せっかくなら朝から行動しようと思い前日からカラオケを予約しておいた。1人でカラオケに、それも田舎の店舗へ平日の朝から行くにも関わらずわざわざ予約をするということから、僕の並々ならぬ気合が読み取れることでしょう。改めてお伝えしますと、僕はいま北陸に住んでいますが、車を冬用タイヤにしていません。公共の交通インフラが整っているから、という理由ではありません。移動には車が必須の環境ですが、僕はリモートワークのため出社をする必要がない。一方、同居している家族は仕事のために冬用タイヤへ換装している。なので、僕が買い物などに行きたければ、家族の車を借りて買い溜めをしておけばよい、という考えです。そしてつい数日前から雪が降り始め、いよいよ僕の愛車くんはお役御免。だもんで昨日「明日は朝から出かけたいので、車を使わせて欲しい」と親に伝えておいた。

赤ワインでベロベロに酔ったまま爆睡した僕は、朝けたたましいアラームの音で目を覚ます。自分でセットしたにもかかわらず、寝起きのアラーム音に苛立ってしまう自分に驚いたんだよね。というか、休日なのにアラームで起きるのって損をした気がしてしまう。しかし、それもこれも今日を充実した1日にするため。頭がうまく回転していないながらも、寝具★を洗濯機に突っ込み、洗濯+乾燥ボタンを押す。よし、悪くないスタートだ。そしてすみやかに外着へ着替え、出発の準備をするも車の鍵が見当たらない。嫌な予感が脳裏をよぎり車庫を確認しに行くと、思った通り親の車はなかった。カラオケを予約していたので、急いで親にLINEを送る。「今日車使いたいって伝えてあったはずだけど、なんで乗って行ってるの?」すぐに既読がつき「今日は使わないかと思った」との返事。ひっくり返るかと思った。つい先日、京都で97歳の高齢者ドライバーが薬局に突っ込んだ事件があった。この手の事件では「アクセルとブレーキを踏み間違えた」というのが常套句だが、こたびの運転手は「車に乗っていなかった」と驚きの供述。僕は親からのLINEを見て、この事件を思い出し呆れた。なんということだ。僕はこういった感じで出端を折られるとたいそう心が乱れる。ひとまずカラオケ店にはキャンセルの電話を入れ、謝罪する。ため息をつきながらも、明日から連勤であることを思い出しカッと頭に血が昇る。

いかんいかん、とりあえず腹ごなしだ。そういえば数日前にセブンの「ビリヤニ」を食べて感動したので、今日もビリヤニを食べることにした。むしゃくしゃしている時は無性に辛いものが食べたくなるのだ。さいわい、セブンは徒歩で行けなくもない距離にある。雪が降りしきるなか「ビリヤニノタメ・・・ビリヤニノタメ・・・」と念仏を唱えながら歩く。セブンに到着し、お弁当売り場へ。が・・・ない!ビリヤニは売り切れ!その他の弁当が所狭しと陳列されているなか、不自然に空いたスペースの手前に「絶品グルメフェア エリックサウス監修 チキンビリヤニ」というポップだけが虚しく掲示されている。たしかにこの商品がバズって人気なことは知っていた。数日前に余裕で買えたため油断していたのだ。「く・・・そォっ・・・!」歯を食いしばりながら呟き、ぱっと目についたトレイ付きの冷凍パスタをサッと手に取りレジへ。何も考えずレジ横に売られているコロッケも注文。パニック状態で帰宅し、レンジでパスタを温めている間に着替えや手洗いを済ませる。これでもかというほどタバスコを投入し、がむしゃらにパスタを口に放り込む。味は感じず、ただ辛さだけが口内から胃袋までを支配していた。ものの5分ほどで食べ終わり、少し落ち着いた。

日本には古くから「物忌(ものいみ)」という風習がある。調子の悪い日は家にとじこもるのだ。なにも引きこもりは現代人の専売特許ではない。そうだそうだ、こんな日は自室にこもるに限る。せっかく時間もできたことだし、ゲームでもしようと思い立つ。DLsiteを漁り、適当に何本かのゲームを購入。ダウンロードをすませ、いざゲームを立ち上げるが、コントローラーが反応しない。僕はPCでゲームをする際、PS4のデュアルショックというコントローラーを使っています。しかし、今日はなぜか無反応。ウンともスンとも言わない。まさかコヤツも物忌中だというのか?勘弁してくれ、僕が今日受けているショックはデュアルどころではないのだ。リセットボタンを押してみるなど10分ほど格闘しましたがダメでした。こういう時は何をやってもダメですから、諦めも肝心です。もう寝よう。今朝は無駄に早起きをしてしまったので、ふつうに眠い。ベッドで横になるとどっと眠気が押し寄せてきて、いつのまにか眠っていた。

2時間ほどお昼寝をして起床。きもちよかった。スマホを手に取りTwitterを開くと、何やら僕の好きそうな青髪少女のイラストが表示されていた。いいねボタンをタップしようとすると、その瞬間少女は姿を眩ます。それどころか、タイムライン上には何も表示されない状態に。トレンドを確認してみると、こんな感じでした

Twitterの不具合ですね。ところで、一瞬だけ映ったあの幻のような少女はいずこへ・・・。僕のフォローしている絵師ではなく、おすすめ欄に表示されていた方のイラストだったので、もう一生出会うことはないのでしょう。悲しい。しかし、悪いことばかりではありません。不具合が発生していた時のタイムラインはこんな状態でした。

誰もいない。まっさらな大地。綺麗だ。マイクラのクリエイティブモードみたいですね。通常時はあれほど人々の投稿で溢れかえっているのに、僕だけしかいない。(というか、皆各々自分しか映っていない。)「さあ、はじめましょう」表示された文言が、どこか退廃的な感じもする。ここから世界を創造しろとでも言うのか?夜神月ですらなりえなかった新世界の神に、僕は一瞬だけなれた気がした。

とまあ、こんな感じで理不尽な小イベントが連続した半日でした。Twitterの不具合を確認した後でこの文章を書いています。ところで、この日記に不自然な点はありませんでしたか?文章の途中で突然「★」が現れたと思います。あれは誤字ではありません。僕はいつも日記を書く際、Macのメモ帳アプリで下書きをして、完成したものをnoteにコピペしています。今日もいつものように文章をしたためていると、突然モニターがブラックアウト。モニターだけではない。電気、エアコンなど家電すべてが一瞬で電源オフ。停電だ。僕はすぐさまiPhoneのメモ帳アプリを開いた。よかった。停電するまでに書いていた文章はきちんと残っていました。iCloudくん、さすがです。で、「★」は停電したタイミングを表しているというわけです。一応記録がてら印を残しておきました。いやはや、本当にたまげます。最後の最後までしっかり畳み掛けてきますね。しかも、まだ今日は終わりません。あと6時間弱あります。一体このあと何が起こるのやら、ヒヤヒヤものです。

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