渡島半島の日本海側へ日帰りツアー

渡島半島は、「おしまはんとう」と読みます。
北海道の一番南、魚の尻尾みたいなとこですが、マップはその一部です。

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北島三郎の出身地の知内(しりうち)町、元横綱千代の富士の出身地でもあり、青函トンネル記念館がある福島町、北海道で唯一の城下町であり、郷土料理として松前漬けが有名な松前町、江差追分発祥の地の江差町など、一度も行ったことがなかったので、思い立ってグルっと回ってきました。

どの町も海辺なので漁業が中心で、松前町は実は城下町だとは知らなかったので、小高い丘の上にそびえ立つ城が見えた時に、テーマパークでもあるんかいなって勘違い(笑)
街並みも美しく、城下町らしい町でした。


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わりと城マニアなので、行かずにはいられませんでした(笑)
生まれ育った場所が京都の伏見なのですが、ここも伏見城の城下町として栄えた町なので、何か通じるものがあるというか、懐かしさを覚えました。

動く総合商社といわれた「北前船」は、関西から生活物資を積んで何ヶ所か寄港しつつ、函館や松前から海産物をしこたま積んで折り返して行ったんですけど、一往復すれば、現在なら一億円に相当するくらいの売り上げがあったそうです。
鉄道が整備されたことで、その役割を終えたようですが、流通は人もモノも文化も運びますから、その影響力は甚大ですよね。

関西の出汁といえば昆布で、さらに昆布が採れない沖縄の昆布消費量が多いのも、この時代に船で関西へ運んだことが食文化として継承されています。
逆に松前が桜の名所なのは、京都から桜の木が運ばれたからだそうです。
関西では獲れないニシンをトッピングしたニシンそばは、京都が発祥の地とされてますが、年越しそばといえば南座の松葉が有名です。
いつだったか、年末に八坂さんにお参りする前に食べたのが、人生初のニシンそばでしたね。

ということで、一応松前でもニシンそばを。
歴史を味わいながらいただきました。

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ちょうど日没の時間帯に差し掛かったので、日本海に沈む美しい夕陽が撮れました。
この海をエンジンがない帆船で渡って行ったんですね〜。


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松前から江差までの海岸線は本当に美しいので、ぜひクルマで走ってみてください。内陸部とは違うスケールの大きさを堪能できます。
江差に着いた頃には暗くなってしまったので、次回は江差スタートで北上するとします。

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