戦うとか争うというのはもう古い価値観でしかない

その昔、「24時間、戦えますか。」というテレビCMのキャッチコピーがありましたが、「戦う」というのは過去の価値観の最たるものだという気がしていて、現在でもよく使われる、「戦略」という言葉にとても違和感を感じます。
たぶんね、生きるとは戦いに勝つことだということを、知らずのうちに思い込まされていたんじゃないかと思いますね。
戦争をやりたい人たちにね。

スポーツの世界では、勝ち負けを競うことでお互いが切磋琢磨するというのはありますが、ビジネスの世界で「戦う」というのは、士気を高める効果はあるかもしれないけど、なんかしっくりこないんですよね。
ましてやコロナと戦うというのは、めっちゃ見当はずれな気がします。

そもそも害虫とか益虫というのも、人間の都合によって分けられた、極めて二元論的な発想です。
ウイルスと人間の関係でも同様で、地球に存在しているもの同士で、良い悪いとか、敵と味方というような関係ではないんです。
今までは、人間の命を脅かすようなものはなくていいという発想でしたが、存在するってことには必ず意味があって、特に今回はこのウイルスによって、多くの人が目覚めを体験していて、波動を落としてしまった地球が一気に波動を上げ、生まれ変わろうとしているのは本当に素晴らしいことです。

これから先のことをイメージすると、ギャンブルや勝ち負けを競うようなスポーツも、人気を失っていくだろうし、努力や根性という言葉も、目にする機会が少なくなるでしょう。
戦うことにモチベーションを感じなくなるというかね。

昔はビジネスの世界でも「戦略」という言葉をよく使いました。
会議などで、「戦略」という言葉を聞くと、一体何と、誰と戦うんだろうっていつも思っていました。
相手の足を引っ張るとか、追いおとすとか、そういう発想ってとても未熟な印象がありませんか?
それを大の大人が懸命に考え発言している姿は、滑稽でしかなかったです。

まぁ今まではマーケットが限られていて、その中でどれだけ自分たちがシェアを獲得するか、みたいなことが発想の根底にありましたけど、これからは共存共栄の世界になっていくので、陣地取りや縄張り争いみたいなことにはなりません。
文字通り百花繚乱という世界が展開します。

わかりやすく例えると、音楽ビジネスって競合するものがないんです。
家電や自動車などは、一台あればよほどの理由がない限りもう一台はいらないので、どうすれば自社製品を選んでもらえるかという発想になりますが、音楽の場合は、あいみょん聴くから阿部真央はいいやってことにはなりません。さらに彼女たちの影響を受けた若い才能が、これからもたくさん育ってくることは間違いないですし。

戦うとか争う競うというのはもう古い価値観です。
個人でも会社でも、それぞれが自由に自分を表現し、それぞれのファンや支援者がコミュニティーをつくり、全体で見るとたくさんの花が咲き乱れているけど、とても美しくバランスが取れているというような世界が展開するでしょう。
もしそれでも戦う相手を探したいなら、それは自分自身だけでしょうね。

10年後は「平成までは、今考えると変な時代だったよね」なんて会話が交わされてる気がします。
なぜ「変」なのかというと、価値観が全く変わってしまうからです。
変わるというより、本来の姿に戻るといったほうがわかりやすいですね。

ただ理解して欲しいのは、世界が変わるといっても、その一端を担うのはあなたですからね。
その役割があるからこの記事を読んでいるのです。
今までは社会に振り回されてきた感があるかもですが、これからはあなたが主役です。「いえ、そんな大それたことは。。」なんて言っている場合じゃないですよ。
古い価値観をどんどん捨てて、発想も行動も切り替えていきましょうね。



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