誰かの役に立ちたいと考えるより本当の自分でいることが役に立つことだと自覚する

誰かの役に立てるというのはモチベーションになるし、「あなたのおかげだよ」と言われれば嬉しいし、励みになることは間違いないんだけど、結果的に本当に役に立ちたいと考えるなら、自分らしくいてその個性を十分に発揮できる存在になることだと思うんです。
ここも価値観を変えていく必要があるのかなと。

「誰かの役に立ちたい」という気持ちは純粋だし素晴らしいものだけど、順序として自分がやりたいことをやり、生き生きとしていることで周りの人をハッピーにすることができるんです。

会社も国も社会も一人一人の人間の集合体です。
最初に会社や国という単位での入れ物があるわけではないんです。
その人間の集まりの中で、自分がどういう立ち位置で、どんな役割をすればいいんだろうって考えてしまいがちですが、それぞれの「個」としての人間が個性を発揮し、その人らしくいることが一番優先すべきことです。

自分の軸がしっかりとあって、自立していった時に役割が明確になり、違う個性を持った人と同じ目的で仕事をしていく、何か事を成していくという事なんですね。
周りに合わせていくことが協調ではないし、それが調和することでもないってこと。

2020年は今までの価値観が崩壊するタイミングです。
まさに今、根底から生き方を考え直さなければならないし、本気で今までの価値観を手放さなければならないんです。
今までの当たり前が当たり前でなくなり、いろんなことがこんなにも脆く崩れ去っていくのか、強制的に終了していくのかという事を、目の当たりにしています。

新しく生まれ変わるためには、今までのものを一旦壊す必要があって、今それを体験している最中ですが、もちろんこれで世界が終わるわけではないし、この先に素晴らしい世界が展開することも間違いないです。
だから不安になることもなくて、とにかく今は自分と向き合い自分について徹底的に考える時です。

毎日学校や会社に通って、友達や仲間や同僚と過ごすことが日課だったのに、会えないことでのストレスもあるでしょう。
でもあえて言いますが、一人になる時間を持つことが、今は大事なんです。
新たな自分を確立するには、今までの日常を切り離すしかないし、今その機会を得て自分や家族のこと、これからのことを猛烈に考えるように、宇宙が環境を用意してくれたんです。

最初に書いたように、誰かの役に立つのは素晴らしいことだし、とても大事なことなんですけど、誰かの役に立つために何かをするのではなくて、あなたがあなたらしく生き生きとすることで、結果的に多くの人の役に立つことができるんです。
この順序を間違えてはダメってことです。

「個」としての自分を確立するために与えられた、この宝物のような時間を自分のために大事に使いましょう。
これから先にやってくる素晴らしい時代に備えるためにね。