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スティーブのひとりごと

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『スティーブのひとりごと』は、毎日の生活の中で「これは語りたい」と思ったことを、メンバーそれぞれの新鮮な言葉でお届けします。Steve* Magazineは、クリエイティブカンパ… もっと読む
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#イラスト

丸森時間差遺産 第2話「時をかける赤い橋」

 夜寝ていると息苦しいことがある。今夜も金縛り……ではないので安心してほしい。寝相の悪い我が子の足が僕の顔に乗っていただけ。いつものことである。家族で一緒に寝ている場合、自分の寝ている範囲を越えないようにという暗黙の了解があると思うのだが、そんな大人の常識で作り上げた境界を軽々と越えて来る息子の自由な本能に感銘を受けるとともに「境界を越える」というキーワードから、ふと、脳裏に丸森橋の思い出が浮かんだ。  丸森町には大きな橋が2つある。2012年に完成した556mの丸森大橋。

丸森時間差遺産 第1話「小高い駅のホーム」

 1996年。18歳の僕は進学のため、仙台で念願の一人暮らしをすることになった。すでに荷物は新居となるアパートに送っており、一人暮らし前としては最後の実家での夕食。この漬物の味ともしばらくお別れだなと、白菜の味を噛み締めていた。最後の晩餐ならぬ最後のばあちゃんの漬物である。お湯1に対してウイスキー3ほどの濃いめのお湯割りが好きだった父からは、丸森からでも通えるだろうとしつこく説得をされたが、故郷への未練1に対して都会への好奇心9という濃いめの自立心に溢れていた僕は「自分の足で

「ロンドンの落書きトンネル」

Steve*アートディレクターの黒田です。現在ロンドンからリモートで働いています。ホントです!今回も日々の生活の中で見つけた「ホントにロンドン」な話をお届けしていきますっ! 2回目のPostは、グラフィティ・トンネルを見てきた話。 最近は夏らしく天気も良いので、友人とマーケットでお昼ご飯を食べて、ぶらぶら散歩をしていたところ…何やら怪しげなトンネルを発見!夜だと少し薄暗くて近づくのが怖いような雰囲気でしたが、まだまだ明るい時間だったので行ってみることに。Google Ma

わたしのヘタうまの極意

この春新社会人になったのですが、こんな時期なのでリモートワークになり、まだ会社に1日しか行けていません。東北からはるばる東京へ上京し、満員電車でギュウギュウになりながら通勤するというイメージだった私の社会人像とはほど遠いものとなりました。 ・・・ こちらは、そんな中私が、リモート自己紹介なるもので披露させていただいたイラストです。これはこの度入社させていただいた会社、steve*inc.のみなさんを描いたものなのですが... ...ヘタですか?いいえヘタではありません。