【初心者必見】初めてのアナボリックステロイドサイクル完全ガイド
はじめに
私にサイクル相談をする方の半数以上は「ステロイド未経験者」の方です。やはりリスクをとってステロイドを始めようとしている方々なので、多くの方が自分で色々な調査をして相談されてきています。その姿勢はとても素晴らしく、私も真剣に回答させていただいております。
とはいえインターネットやXでは間違った情報もあり、いろんな事を色んな方々が言うので、どれが正しいか分からなくなることも少なくありません。
この記事では、私の経験(クリニックでのサイクルを経て、自己注射に至る)をベースにして、はじめての方がどんなサイクルを組むべきか、今後どのようなサイクルを組んでいったらよいか、をご紹介いたします。
しっかりとステロイドと付き合おう
今回のサイクルの対象ですが、フィジークやボディビルの競技者で、長短期間で本気で勝ちに行きたいという人よりも、「ナチュラルでは限界を感じているので、効率的に素早く筋肉をつけたい。」という、ライトな人をターゲットにしています。
たとえステロイドを使ったとしても、本当に才能のある方以外は、そう簡単に筋肉は大きくなりません。2〜3年程度はステロイドを接種し続ける必要があります。そのため、副作用を極力抑えて、自分自身の体にあった薬剤と、上手に付き合っていく事を基本スタンスとしています。筋肉増強外来と呼ばれクリニックのスタンスと、おおむね一緒と考えてもらって大丈夫です。
使用薬剤とサイクルの期間について
使用薬剤はテストステロンエナンセートをベースにして、他の薬剤を極力使わないようにします。世の中には色々なステロイドがあるので、いろんな薬剤を使いたい気持ちは分かります。例えば最強のステロイドと呼ばれるトレンボロンや、減量用と呼ばれるマステロンなど。しかし、それぞれの薬剤は異なる副作用を誘発する可能性があります。いっぺんにスタックしてしまうと、万が一副作用が出た場合、どの薬剤が原因なのか分からなくなってしまいます。そのため、全てのサイクルでベースとして必ず使う、テストステロンだけを利用してサイクルを組みます。
また、最初のサイクルで減量、増量どちらをしたほうが良いか分からない。という人もいると思います。結論から言えば、どちらでも大丈夫です。
ただし、薬剤は減量であっても、増量時に利用するテストステロンエナンセートをオススメします。減量用にはテストステロンプロピオネートがありますが、減量用だからといって、脂肪が減るような効果はありません。両者の違いは、水分貯蔵の副作用の差です。一般的に、減量用と呼ばれる半減期の短いショートエステルのステロイドは、半減期の長いロングエステルに比べて水分貯蔵が少ないです。テストステロンエナンセートでは数kgの水分を貯蔵しますが、プロピオネートはそれが少なくて済みます。
しかし、プロピオネートは2日に1回の注射が必須で、初心者にはハードルが高く、週1回で済むエナンセートの方がオススメです。水分貯蔵はありますが、一時的なものなのでサイクル終了後1ヶ月で元に戻ります。サイクル中は一時的に体重が増えますが、アンダーカロリーにしていれば脂肪は減少していきます。
サイクルの期間は最大10週が良く、体調が悪くなるようでしたら早期に切り上げてしまって問題ありません。その後PCTを3〜4週、オフ期間を4〜8週とって次のサイクルに移ります。
サイクル中の食事とトレーニングについて
サイクル中の食事は特に注意が必要です。副作用として肝機能障害、コレステロール悪化があるためです。以下に注意事項を列挙します。
ローファットな食事を心がけ、Fatは総カロリーの20%程度に抑える
アボカド、MCTオイル、ナッツ、卵など良質な油から接種する
タンパク質はナチュラルと同じで良い(体重×2~3グラム)
炭水化物は設定した総摂取カロリーからFatとタンパク質を差し引いた分を接種する
ジャンクフード、揚げ物、酒、タバコは厳禁
腸内環境が悪化するので食物繊維などを接種する
トレーニングについても、高血圧や心筋肥大、動悸息切れの副作用が出ますので、以下の点に注意してください。
重すぎる重量を扱わない(8〜15RM程度にする)
インターバルはいつもよりやや長めに取る
しっかりとオフを取る、無理をしない
心肺機能を酷使するような運動をしない(マラソン、HIIT)
サイクル計画表を考えよう
今までの事を踏まえ、これらを意識したサイクル計画表を作っていきます。下記の記事で紹介しているサイクル表は、今までの考えを踏襲した初心者向けのものになります。ぜひ参考にしてください。
またサイクルの相談も無料で受け付けております。
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