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【エッセイ】トランプさんに聞きたいこと

最近の国際社会の話題と言えば、アメリカの大統領選挙だった。普段は政治のことなどあまり話さない職場でも、自然とその話題は持ち上がった。とりあえず、挨拶代わりとして「いやーバイデンさんと花札さんの争い熾烈ですねぇ」と「いや!カードゲーム違い!」というツッコミ待ちのボケを投入したが、ボケともとられないまま、えげつない言い間違いとしてスルーされた。

まぁとにかく、世界中の話題をかっさらたったトランプさんだが、もし仮に今僕がトランプさんに対峙したとすると、聞きたいことがある。それは選挙の内容に関することではなく、


「スコアなんぼでした?」である。


というのも、最近僕は初めてゴルフコースをまわった。正確にはショートホールや、社員旅行先のハワイで遊び感覚でしたことはあったが、きちんと練習を行って挑んだのが初めてだった。

結果、スコアは135

ゴルフコースの洗礼を浴びることになった。特にドライバーショットが難しすぎた。練習では何とか前に飛ばすことができるようになってはいたが、いざ本番となると力が入りすぎてしまい、OBの連続だった。

そんな散々な結果になったホールをまわっている最中に僕はあることを思い出した。それはトランプさんが投票結果をゴルフの最中に知ったという報道である。

トランプさんも居ても立っても居られなくなり、気を紛らわすためにゴルフをしたのかもしれないが、「OBだけはしたらあかん」という程度のことを思ってしまうだけで、緊張して逆にOBを打ってしまう僕からすると、この先の4年間がかかっている大統領選挙の最中にするゴルフになど集中できるわけがないはずだ。

トランプさんは大金持ちなので、平日と土日祝の料金差など気にせずゴルフをバンバンしていることが考えられるので、なかなかの実力者だと予想される。そのため、平常時のスコアは90~100くらいだろう。それを基準に考えて、先日のゴルフで実際に僕が感じたプレッシャーからの心理的負担とそれがスコアに影響する確率、そして僕のOB回避しなければというプレッシャーと大国アメリカ大統領選のプレッシャーを比較し加味した結果、


最低でも190は叩いていないとつじつまが合わない。


「トランプさん実際のところスコアなんぼでした?」


単なる技術や力だけでなく、メンタルや気候が大きく影響し、幅広い世代が楽しめるゴルフ。はまっちゃいました。







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