マジックの本を称賛するだけの文章(The Conjurer’s Conundrum)

注意:この文章ではただ私が私の感じるままに、マジックの良書を褒めるだけの文章です。

タイトル: 『The Conjurer’s Conundrum』
著者: Jamy Ian Swiss
出版年: 2021年
ジャンル: エッセイ

『The Conjurer’s Conundrum』はJamy Ian Swiss氏が2021年に発表した書籍で、インチキ霊能者との戦いと筆者の関わりかたについて触れた本となっています。筆者自身、懐疑論者として活動をしてきたこともあり、詳細かつ読みやすく書かれています。

日本でも「トリック」というドラマの中で奇術師とインチキ霊能者の戦いは描かれていました。本書でも同様に米国におけるインチキ霊能者の歴史やその中でのマジシャンの関わりが書かれています。私自身、そのドラマのファンだったこともあり、本書も読んでいて楽しい本でした。

詳細な内容に触れませんが、科学者がエセ科学による犠牲者を出さないことが重要なように、マジシャンもインチキ霊能力による犠牲を出さないようにすることの重要性が大きなテーマとして取り上げられています。決してマジシャンでなければいけないというわけでは無いと思いますが、護身術の知識が身を助くように、マジシャンの知識が一助になります。

マジックは手先の器用さばかりに注目が集まりますが、決して手先の器用さだけの話ではありません。様々な技能を含む分野であり、その中でも批判的な思考やツールの応用能力は隠れた特徴だと思います。その特徴がこれまでどのように活かされ、これからどのように活かしていくべきかという点に触れた本書は必読の一冊だと思います。

また、これらのトピックをきれいにまとめた筆者の文章能力も、本書の魅力となっています。元々、著述家として有名な方ですが、自身の研究と経験が深いために実感を伴う文章であり、読みやすくもなっています。

まとめると、『The Conjurer’s Conundrum』はJamy Ian Swiss氏が、インチキ霊能力者の歴史やその中でのマジシャンの立ち位置を記載した書籍であると同時に読み物としても面白い書籍になっています。。

以上が『The Conjurer’s Conundrum』について勝手に本を称賛した文章でした。この文章は決して書評ではありません。ただ褒めるだけの文章です。力不足ながらも、この本が持つ魅力の一片を伝えられれば幸いです。

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