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マジックに関する試行錯誤の袋小路のどん詰まりの中で生まれる思考のかたまりを投稿します。…

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マジックに関する試行錯誤の袋小路のどん詰まりの中で生まれる思考のかたまりを投稿します。 興味のある方はどうぞ、ご覧ください。

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称賛した書籍のまとめ

これまでの投稿のまとめです 7月1日 クリス・ケナー エキセントリック・マジック第1回目の内容です。現代のコインマジックの重要人物であるクリス・ケナーの書籍を取り上げました。本書籍は『Totally Out of Control』の翻訳本です。 7月7日 幸運のマジシャン占い2回目は下村知行さんの『幸運のマジシャン占い』を取り上げています。 本書はメンタルマジックに使いやすい原理が掲載された書籍です。 7月16日 More Power To YouカナダのDavid A

    • 【雑文】本を称賛することができなくなったので雑文【Steps】

      まことに手前勝手な理由ですが、引っ越しで本を段ボールにしまってしまったことからおやすみをいただきます。 代わりにといってはなんですが、また雑文を。 農業・漁業・畜産や製造業、小売業、輸送業などなど多くの仕事は多かれ少なかれ世界を変えるものだと思っています。マジックを考えたときに果たして同じことが言えるのかということを過去10年自問してきました。その中で私の中の意見が徐々に変わってきましたので、今の考えをお話ししようと思います。 10年前、私は否定的な立場でした。これで世界

      • 【メンバーシップ】数字で見るデヴィッド・ロス

        第0章 サマリ本議論では、デヴィッド・ロスのマジックを数値的に分析することで、以下を実現します デヴィッド・ロスのマジックの分析と特徴の抽出 感覚に頼らない、定量的な分析手段として1手法を提案

        • 【雑文】本を称賛することができなくなったので雑文【Steps】

          まことに手前勝手な理由ですが、引っ越しで本を段ボールにしまってしまったことからおやすみをいただきます。 代わりにといってはなんですが、雑文を一つ。 昔から効率化だの、時短だのいろいろな表現で短い時間の中で何かを行うという点に気が配られていましたが、今では"タイパ"なんて言葉も出ています。この言葉自体を否定したいわけでも、古臭く「今時は…」と言いたいわけでもないんですが、少しだけもったいないように思うことがありまして。 「効率」という言葉は必要以上にもてはやされる言葉だと思

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        称賛した書籍のまとめ

        • 【雑文】本を称賛することができなくなったので雑文【Steps】

        • 【メンバーシップ】数字で見るデヴィッド・ロス

        • 【雑文】本を称賛することができなくなったので雑文【Steps】

          マジックの本を称賛するだけの文章(A Card Session with Peter Kane)

          注意:この文章ではただ私が私の感じるままに、マジックの良書を褒めるだけの文章です。 タイトル: 『A Card Session with Peter Kane』 著者: Peter Kane 出版年: 1967年 ジャンル: カード 『A Card Session with Peter Kane』は1967年に発売された書籍で、アメリカのPeter Kane氏の作品をまとめた作品集です。 Peter Kane氏はアメリカのマジシャンで、「Jazz Aces」のプロット

          マジックの本を称賛するだけの文章(A Card Session with Peter Kane)

          見せかけの失敗

          1.概要フェイントに関する議論の中でフェイントとフォールス・ソリューションの違いを議論しましたが、これはどちらも観客が怪しいと感じる、または分かったと感じる瞬間を提供するものでした。  【フェイントの例】  ・トップ・チェンジをあえて目立つように行う  ・スライディーニが手を近づけ、怪しげな動きを行う  【フォールス・ソリューションの例】  ・ライプチッヒがカラーチェンジを行った後のパームしているような手  ・スパイダー・バニッシュを行った後の軽く閉じた手 本議論では、類似

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          見せかけの失敗

          マジックの本を称賛するだけの文章(The Five Points in Magic)

          注意:この文章ではただ私が私の感じるままに、マジックの良書を褒めるだけの文章です。 タイトル: 『The Five Points in Magic』 著者: Juan Tamariz 出版年: 1982年 ジャンル: カード、理論 『The Five Points in Magic』は1982年に発売された書籍で、スペインのJuan Tamariz氏の作品をまとめた作品集です。 Juan Tamariz氏はスペインのマジシャンで、マジックの世界ではレジェンド級の存在です

          マジックの本を称賛するだけの文章(The Five Points in Magic)

          マジックの本を称賛するだけの文章(Secret Language Vol.1)

          注意:この文章ではただ私が私の感じるままに、マジックの良書を褒めるだけの文章です。 タイトル: 『Secret Language Vol.1』 著者: Helder Guimaraes 出版年: 2019年 ジャンル: カード 『Secret Language Vol.1』は2019年に発売された書籍で、ポルトガルのHelder Guimaraes氏の作品をまとめた作品集です。 Helder Guimaraes氏はポルトガルのマジシャンで、これまでにも多くの公演やコンペ

          マジックの本を称賛するだけの文章(Secret Language Vol.1)

          フェイントとフォールス・
ソリューション

          第0章 サマリ本議論では、フェイントとフォールス・ソリューションの違いについて明確にし、いつ、どのように使うべきかについての示唆を与えることを目的としています。

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          フェイントとフォールス・
ソリューション

          マジックの本を称賛するだけの文章(The Magic of Johnny Thompson)

          注意:この文章ではただ私が私の感じるままに、マジックの良書を褒めるだけの文章です。 タイトル: 『The Magic of Johnny Thompson』 著者: Jamy Ian Swiss、Johnny Thompson 出版年: 2018年 ジャンル: カード、コイン、イリュージョン、その他 『The Magic of Johnny Thompson』は1967年に発売された書籍で、アメリカの Johnny Thompson氏の作品をまとめた作品集です。 Joh

          マジックの本を称賛するだけの文章(The Magic of Johnny Thompson)

          2つの現象間の関係性

          1.概要本稿の中では奇術師の理論で議論された現象のモデルをもとに、2つの現象の間に存在する関係性を大きく3種類(細かい分類まで考えると4種類)に分類しています。 この分類を通じて、現象の構成における冗長な間を減らし、現象に変化を加え、手順が進むにつれ変化に富むマジックを構築するための一助になればと考えています。 2.結論本稿ではステージに一人のマジシャンがいて、2つの現象を起こすときに現象の関係性を以下で分類できると提案します: 連続的(Sequencial) 遷移的(

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          2つの現象間の関係性

          マジックの本を称賛するだけの文章(The Best of Benzais)

          注意:この文章ではただ私が私の感じるままに、マジックの良書を褒めるだけの文章です。 タイトル: 『The Best of Benzais』 著者: John Benzais 出版年: 1967年 ジャンル: カード、コイン、ボール、その他 『The Best of Benzais』は1967年に発売された書籍で、アメリカの John Benzais氏の作品をまとめた作品集です。 John Benzais氏はアメリカのマジシャンで、Benzais Friction Pas

          マジックの本を称賛するだけの文章(The Best of Benzais)

          【メンバーシップ】Persi Diaconisさんの功績

          【メンバーシップ】Persi Diaconisさんの功績

          【まとめ】時系列で見るマジックの書籍

          本稿ではこれまでに私が言及した本について時系列にまとめてみます。 私はマジシャンと時代で見ることが大好きで、その中には類似点だけでなく変遷も窺い知ることができます。 これは徐々に手直しをしていきますが、現在、まとまっているものだけでも是非、次の本を探す上で参照してください。 1930年代『SH-H-H--! It's A Secret』(Theodore Annemann、1934年) 1940年代『The Card Magic of Le Paul』(Paul LeP

          【まとめ】時系列で見るマジックの書籍

          マジックの本を称賛するだけの文章(Quartet)

          注意:この文章ではただ私が私の感じるままに、マジックの良書を褒めるだけの文章です。 タイトル: 『Quartet』 著者: 青山 健一 出版年: 2019年 ジャンル: カード 『Quartet』は2019年に発売された書籍で、日本の青山健一氏の作品をまとめた作品集です。 青山健一氏は日本のマジシャンで、パケットトリックの名手です。とてもスマートなマジックを丁寧に見せてくれる方で、非常にバランスの良いマジシャンでもあります。 青山さんの得意とするパケットトリックとはカ

          マジックの本を称賛するだけの文章(Quartet)

          マジックの本を称賛するだけの文章(Act Two)

          注意:この文章ではただ私が私の感じるままに、マジックの良書を褒めるだけの文章です。 タイトル: 『Act Two』 著者: Barrie Richardson 出版年: 2005年 ジャンル: カード、メンタル、その他 『Act Two』は2005年にHermetic Pressから発売された書籍で、米国のBarrie Richardson氏の作品をまとめた作品集です。 Barrie Richardson氏はアメリカのマジシャンで、どれも多くの書籍で参照される書籍であり

          マジックの本を称賛するだけの文章(Act Two)