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油を売るのって結構大変じゃないですか?

おはようございます
何気にやってきてしまった土曜日の朝です

昨日は事務所で書類作成やてってから
水戸の入管にて在留カードの受領
水戸市内で官公庁を2件廻って証明書類取得
茨城県内の某所にて在留カードをお届け
所用を一件済ませて事務所に戻ったのは夕方
それからは書類作成など諸々の作業

さて突然ですが

「油を売る」という言葉があります
ようするに、寄り道をしているとか
仕事をサボって余計なことをしている
と言った意味で使われる言葉です

だいたい「油を売っている」と言うと
そう言ったよくないイメージが浮かぶので
私達の間でも言葉からくるイメージも
きちんと定着していると言っていい

ただ冷静に考えつみると実際に
「油を売ってくる」っていう作業は
そんな簡単ではありません
油に限らずですけど、モノを売るって
いきなりやって来いと言われて
そんな簡単に出来ることではありません

ではなぜ「油を売る」という言葉が
仕事をサボって寄り道していると言った
意味で使われるようになったのでしょうか?

油を売るの語源を調べてみたところ、どうやら
次のような時代背景から来た言葉のようです

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江戸時代の油は行燈(あんどん)など
部屋の明かりの燃料として主に使われていた
油はとても貴重なものでしたが
他にも女性の髪油としても扱われていました

今でもガソリンスタンドでは車に
ガソリンを給油すると言う作業をしますが
江戸時代の油売りも客の所へ行き客の枡に
油を入れて回ると言った作業をしていました

この油を売る行商人が客のところへ
油を届けに行った際に客の枡に油が
垂れ終わるまでの時間を客との雑談で
繋いでいたということから
「油を売る=仕事中怠ける」という
意味になったというのが定説のようです

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当時の油はその粘性もあり客の枡に
注ぎ終わるまでに時間がかかってしまうため
ついつい長話になりがちであったということ
必ずしも「怠けていた」というわけでは
ないんですけども傍から見たら仕事もせずに
客の女性とついつい話し込んでいるように
見えてしまっていたということなんでしょうか

油という単語の言葉も色々あります

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油紙に火の付いたよう
べらべらとよくしゃべる様子

油を絞る
失敗を厳しく責め立てること

油を以って油煙を落とす
同種のものをうまく利用して効果を上げること

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と、見てみると油の性質から来ている
言葉がやはり多いようですね

そういえば「油」を「断つ」ことが
「油断」と言うように使われているんですよね
言葉は中々奥が深いです
油断しないようにしましょう
あなたなら油をどんな風に売りますか?

という訳で
今日も一日頑張っていきましょう!

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