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背骨の3つのパターン「S字」「C字」「I字」で怪我のしにくい体へ!

本日は私が絶大な信頼をおいているインストラクターAさんのプライベートレッスンを受けました。

プライベートレッスンはその時の体のコンディションに合わせて、毎回メニューをこなしていただけるので、きついメニューもありますが、終わるといつもスッキリして帰ってきます。

ピラティスは、”一生遊べる”おもちゃを手に入れる、ということ。

この言葉を仰っていた、あのAさんのことです。
詳しくは下に記しています↓


インストラクターAさんのプライベートレッスンは、まずコンディショニングの確認から入ります。
このAさんは整体もやられていたこともあるとのことで、解剖学はもちろん、背骨から下半身へ体を触ってもらうと、どこが調子が悪いのか、ということが大体わかるみたいなんです。

そうして本日も体のチェックを行なって頂きました。

「どこか調子の悪いところはないですか?」

と聞かれ、とっさに「踵(かかと)の外側が実は痛い時があるんです」と答えた私。

説明が難しいんですが、要するに外くるぶし辺りがこの1〜2週間で、たまに痛くなるという現象が実は起きていました。

https://honda.s358.com/blog/itai/2944/

何かにぶつけて痛めた、ということもなく、ある日突然ふと外くるぶし辺りが痛いと感じていました。

炎症の発生か?とも思ったんですが、どうやらそういうことではなく、、、

Aさん曰く、

背骨が原因かもしれない

ということでした。

「外くるぶしなのに、背骨?」

ピラティスをしていると、痛い箇所とは違う箇所に何らかの異常を起こしていた、なんていう発見がよくあります。
例えば、「首が痛いのに、実はその原因が腰にあった」とか
「肩こりひどいのに、実は足がちゃんと使えていない」とか。

それだけ全身繋がっている、ということなんですね。

結論、私の場合・・・

背骨が本来の形であるS字を作ることを苦手としていて、普段から背骨がI字化しちゃっているということがわかりました。

その結果、足くるぶしに痛みが出てしまっていたのかもしれないと。。。
背骨が本来の形であるS字カーブが日常であまり使いこなせていないが故に、結果外くるぶしが痛くなってしまっていたのではないか、ということのようでした。

https://croissant-online.jp/health/158359/

本来人間の背骨は、図のように頚椎から腰椎にかけてS字カーブを描いている時が正常とされています。このS字を保つことで、体の色んな動きにもうまく力を吸収でき、バランスが取れている、とのことです。

多くの人はこのS字カーブを普通として過ごしていますが、私の場合、幼少期からクラシックバレエを習っていたということもあり、S字がI字化しちゃっていることが判明しました。

https://maquia.hpplus.jp/blog/763_maquia/1901/

このように、バレエダンサーには背骨がI字化しちゃっている人が非常に多いみたいなんです。きっとピルエットなどの回ったり、ジャンプをするときには体のまっすぐな軸がとても重要になるので、すると背骨も自然とまっすぐに、という風に普段の体つきから変化してしまっているということなんですね。

I字化そのものが悪いということではなく、本来の形であるS字、I字といった背骨のパターンを無意識のうちに使いこなせていないと、人によっては体のどこかしらに不具合が生じてしまう可能性がある、とのことでした。

Aさんからは「"クラシックバレエシンドローム"が起きている〜」という言葉が出てきて、なんだそれ?と思い、レッスン終わった後にネットで調べてみたのですが、英語で調べてもピンポイントにはなかなか検索には引っかからず。。。

どうやら今から10〜15年くらい前に、アメリカのバレエダンサーによく首や肩こりがひどく痛いという現象が起きているとのことで、原因を調べていくうちに背骨に原因がある(背骨のI字化に伴う、あちこちの体の痛みの発生)ということが研究で判明したようです。
この現象を「クラシックバレエシンドローム」と名付けた、なんてお話を聞きました。

つまり背骨には・・・

本来の形であるS字、I字、そしてもう一つのC字の3つのパターンがあり、この3つを無意識に使いこなしていけると、結果怪我のしにくい体ができる

というお話をAさんから伺いました。

ここで初めて出てきたC字
ピラティスを習っていると、「Cカーブ作ってください」なんて言葉をよく聞きます。
つまりは背骨をC文字に作っていくこと。
このCカーブはお腹を抉るようにして体全体をC文字にしていきます。

https://yolo.style/yolo/article/3347/

このCカーブを作ることで、結果インナーマッスルが鍛えられてくるみたいです。

(Cカーブについては以下を参照ください)

普通に生活している分には、背骨の3つのパターンのうち、2つのパターン(S字とC字や、S字とI字)ができているとされ、運動しているときにはS字、I字、C字が無意識に場面によって使いこなせていくとよりハイパフォーマンスになる、というお話を伺いました。
その結果、怪我のしにくい体になっていくんだと。


ちなみに私の場合、普段からI字はできていて、S字とC字を苦手としていました。

C字は、ピラティスを続けていくとなんとなく体が覚えていっているなという感覚はありましたが、まさか通常のS字が実は結構苦手としているなんて・・・

結論、私の場合は普段の生活ではS字を意識すること。これが自然とわかっていくと、体のどこかしらで痛みを発症することなる過ごしていけると信じて、過ごしていきたいと思います。


ちなみに、某バラエティ番組で運動音痴の有名人が運動やらせると間抜けな格好になって、結果笑う・・・なんて特集を定期的に見かけます。

あれも視点を変えてみると、あの特集で出てくる人たちは、運動していても背骨を動かすパターンがワンパターン化しちゃっている、なんてことをAさんはお話されていました。

なるほど〜!そんな視点があったのかと。。。

ひょっとしたら運動音痴な人も、背骨の3つの動かし方を覚えていくと、運動音痴ではなくなっていくのかもしれませんね。

***

ピラティスを続けて1年以上が経過した私。
今では週の半分以上通っていますが、やり続けていくとベーシックな動きには慣れてきた感じがある一方、たとえ同じを動きをしていたとしても体の使い方の意識を変えるだけで、また違う効果が出てくると実感するようになりました。

これだから、ピラティスは奥が深いんだな〜と。

今日も色んな発見があったプライベートレッスンでした。


by なっちゃん