グランブルーファンタジーバーサスというアカツキ勢の僕の夢見た世界。

グラブルバーサスやってますか。初心者からガチ勢までみんなやってますね。格闘ゲームの話題といえばそう、衰退ですね。衰退が叫ばれて久しく、僕もよくランスロットやフェリにひどいことされては格闘ゲームが衰退すると冗談で叫んでいます。

よく格闘ゲームは衰退したと言われますが、それは本当に衰退しているのでしょうか。おそらくスト2の時代やバーチャの時代からすると人数及びムーブメント的には間違いなく衰退したのでしょう。

そして僕自身格闘ゲームは衰退したとは思っていませんが、日本で叫ばれているeスポーツの形では衰退すると思っています。

では衰退の正体とは何か。それは各々の人間による無理解、諦めの意識の肥大化だと僕は思っています。

では繁栄とは何か、自分でも関われるという関心及び心身の充実をたくさんのプレイヤーが持つ事です。

グランブルーファンタジーバーサスは正直良くないところが多いゲームだと格闘ゲーム勢の僕は思っています。もちろん言っておきますが僕もアカツキ電光戦記は良くないゲームだとも思っています。

ではグランブルーファンタジーバーサスの何が優れているのか。それはこのような簡単に遊べるゲームがあると宣伝し、実際に人間を集めたという一点です。

過去、このように誰でも簡単に遊べるゲームはありました。アカツキ電光戦記もその一つです。中野TRFでフランクに情報を発信し、誰でもこのゲームができると思ってほしいという一心でマイクを握っていました。他のゲームにもそのような思いを持ちマイクを持ったりブログを書いたりする人は僕と同様にいたでしょう。

ですが現実がありました。人がいないのです。どんなに初心者がとっつきやすいゲームだとしても格差マッチが起こってしまいます。だから僕は有象無象の初心者となれる動画勢に訴えかけました。ですが問題が生じます。僕は気づいてしまったのです。「これは本来広告費をかけて公式がやるべき事なのでは」と。それで僕は広めつつも内心傷ついていました。

なぜ人がいないといけないのか。それはシーンにいる人間が健全な成長の段階を踏めない事にあります。まず初心者がなるべき目標とは何でしょうか。それは初狩りです。初狩りというと表現が悪く思われますが、初心者に勝てるようになりはじめて次の段階にいけます。そして負けた人がまた別の人に勝てるようになり、という事こそがゲームにおいて健全な道なのです。初狩りとは悪ではないのです。ただ条件が一つあります。それは初心者の数が多数であることです。でなければ初狩りされた人が初狩りになれないからです。

だから宣伝を打ち、実際に「このゲームなら自分にもできそうだ」と思わせたグランブルーファンタジーバーサスはアカツキ勢の僕の夢を叶えたといっても過言ではないと思っています。

僕の夢とはなにか。それは「格闘ゲームに関わった全ての人たちの人生がより豊かなものになること」です。eスポーツはスポーツである以上野球であればキャッチボールやバッティングセンターや草野球、バスケでいけばスリーオンやマンツーマン、サッカーでいけばフットサル、他にもたくさんあるでしょう。それらのように誰にでも開かれた世界であり、より人生が実りあるものとなる事こそeスポーツの目指す道だと思っています。

ただ身体的スポーツよりもeスポーツの方が明確に劣っている現実が一つあります。そう、「種目が予算をかけて開発、広告されない限り生まれない」という現実です。世界のスポーツは莫大な種類のものがあり、それぞれに人口がありますが、格闘ゲームはメーカーが開発したものでなければ遊べないという現実があります。なので、「現状の自分に合わない格闘ゲームをやり、心が疲弊してしまう可能性がある」という事態が起こる確率は身体的スポーツの種目の多さに比べて高いと言えます。格闘ゲームが衰退したというのはこの現象を指していると僕は考えています。なのでグランブルーファンタジーバーサスが合わなかった人はこれに懲りずに他のゲームも探してもらえると嬉しいですね。

最後にグランブルーファンタジーバーサスのようなゲームは増える必要はないと思っています。このゲームが流行ったからといってこのゲームが過去のゲームより優れていて倣え右するということは必要ありません。僕がこのゲームが流行る事によって生まれるデメリットがその点です。多様性を求めたはずがその多様性を失われるきっかけとなってはいけない。

最終的にはこのゲームをきっかけに各々が自分のよりあった、挑戦したいゲームに挑んでいけるようになればいいと思います。同時に僕のメーカーに望むものはその多様性を自信のある作品で支えてくれるところにあります。世の中にはたくさんの格闘ゲームや多様なゲームのあるゲームセンターがあります。それらとの出会いが実りあるものであるよう僕は祈っています。

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