夢を見た
夢を見た。
場所は実家の自宅で自室(6畳)。
クローゼットの中から、ファミコンカセットの入った箱(いつかのクリスマスプレゼントに貰ったプレゼントの赤と緑の包装紙を纏った箱、これリアルで)から、漁る。
1本1本、吟味する。
オレンジや黄色、緑色のカセット達を見て、思う。
「あ、これは…………30円位で売れるかな?」
「『いっき(SUNSOFT)』かぁ、懐かしい。だけど裏に俺の名前が書いてある。これは価値無いなぁ」
「『FF1』買ったっけ?……有るって事は買ったんだろう。シリーズの第一弾でファミコンのヤツだから高く売れるだろう(補足・これはファミコンタイトルで現存するのか不明です。あくまで夢ですから)」
幸い、母はもうすぐ出かける。
そうしたらファミコンカセット10本位見繕って売りに行こう。
そうすれば300円位ででも売れて、缶チューハイ、出来ればストロングチューハイを2本は買えるだろう。
と、箱を漁る。
そこで目が覚めた。
久々にあの、ずる賢い、計算高い、自分の事しか考えない、狂ったアル中真っ只中の時の自分が夢に出てきた。
覚めて、久々の感覚で気持ち悪くなった。
ほんの少しだけ、現実で良かったと思ったけど。
後味の悪さが半端ない。
もう少し寝たいけど、眠られない。