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「ドラマチックじゃなくても。」~アル中・徒然日記 その25~

寒い夜ですな。
明日は雪ですと。

よくねー、MTG仲間と話すのは。

「台風でも大雪でも大雨でも、酒買いに行ってたろ。そう考えれば今MTGに行くなんて平気だろ」と。

全くその通りで。
うん、天候が荒れるのなんて平気ですよ、アル中なんですもの。
何時でも何処でも、たらふく呑んでいたから。

暖かい日差しの晴れの時には外の公園で呑んで、冷たい雨の時なら部屋に籠って呑んで。
晴耕雨読じやないけど。

全部。
嘘をついてでも呑む。
正当な理由なんかない、病気ですから。
止まらないんですもの。
アル中ですもの。


あ、大震災の時にお酒を買い占めたって先ゆく仲間が何人か居るなー。
コンビニで食料は品切れなのに、酒は大量に残っていたんだって。
…………勉強になるねー(笑)

あー、大震災のお酒に関する笑えるエピソードが有るのだけれど、不謹慎になるから書けない。。。。。

最近思うのは。
「お酒を飲み続けていた時のどん底状態の気持ちを思い出せば、今の辛い気持ちはどーって事ない」って事。
アル中でも一応、人だからね。
感情の起伏はあるわけです。

昔はね。
底を見ていないアル中には「とことん呑んでこい!」と言っていたお医者様が居たとか居ないとか。
今は。
大体「節酒から始めませんか?」と言うお医者様が主流らしい。

まあ患者もお客様だから。
お客が治ると(まぁ治らないのだけど)、お客が減るし。
そりゃアルコール外来、あんまやりたくないわな。

あとは。
「どん底を知っているアル中は、回復が早い」という事。
あの肉体的・精神的に底を見ているアル中は、「あの苦しい思いには戻りたくない」と感じるのですわ。
だってさー、俺入院の日に駅まで歩くの大変で、まだ寒い3月に、強迫観念からの大汗をかきながら、「あの電柱まで歩けたら休もう」って思いながら1本1本数えてゆっくりゆっくり病院行ったもの。
1時間位遅刻したけど。

だからね、ある程度MTGに通っていると「この人は大丈夫だろう」とか「この人はまた呑んじゃうだろうな」とか直感的に分かるようになった。

今更ながら、酒って怖いね。

…………明日は自由が丘で司会?

雪の中、最悪歩いて帰れるかしらん?→まぁ大丈夫だろう。あのどん底の時の事を考えたらならば。