2/16西川貴教ANNXの感想


今回はラジオ番組の感想。
世界はそれを野暮と呼ぶんだぜ。

1月某日に発表されたANN55周年記念の55時間特番(2/17〜19)のタイムテーブルに西川さんの名前が載っていませんでした。
西川貴教さんがオールナイトニッポンのパーソナリティを担当した8年9ヶ月は歴代8位。
当然、名を連ねても異論のない実績です。
「その週末はツアーの予定入ってるし仕方ないよね〜。」なんて自分を納得させつつも、
昨年末放送の西川貴教のANNプレミアムの終わり方が不穏だったことが頭をよぎります。

・エンディングでルーシーはムーンフェイスが流れなかった
・長年続いたちょこナイが終了した
・周年ナイトニッポンのイベント実施
・ナイナイ歌謡祭への参加

もしかしてニッポン放送との関係を整理しにきてる?
ファンとはいつもネガティブなものです。
そんななかでのANNX。
さぁどうなる?

さて、ここから本編です。(いつもイントロが長いのよ)

この日、生配信されていたニシナナが23時15分くらいまで終わらなかったこともあり、
ジワジワと録音なのでは?の空気が漂い始めます。
そして0時。
smash.での動画配信を見た瞬間に確信に変わりました。
「ちゃん西!さっきまでと髪色違うやん!」
確信というよりはツッコミ。
予想はついてたけども。
ちなみに昨年6月に放送されたANNXも録音放送でした。

オープニングは懐かしいLF+R時代のジングル。
LF+Rはラブ&フレンズラジオの略。
やっぱり西川さんといえばannS時代の印象が強いですね。
放送期間は99年から03年末まで。
ちょうどインターネットが普及し始めた時代です。
ラジオへの投稿もハガキ、FAXからメールに代わり、
ネットとどう融合していくのかを模索していた時代。
当時、annSは時代を先取りしすぎた動画の生配信なんかも行っていましたね。
西川さんがライブで間に合わない日に石川さんが上半身裸で放送してた記憶があります。

ちなみに作家の石川さんが当時の話を語っている
この書籍。
「日本中の制空権を握っていた」というワードが最高にカッコいいのでオススメです。


オープニングから西川さんのトークが冴え渡ります。
正面には石川さんのガハハ笑い。
いきなり節丸さんの名前が飛び出る。
当時の並びのパーソナリティの名前やANNcomの話が飛び出る。
サウンドマンがなくなってミックスゾーンになった話も飛び出す。
こんな話、誰が喜ぶねん!いや、ここが面白いんです。
まさにトークのびっくり箱。

1時間ということもあり、すぐに舵を切って最近の活動とタイトルコールに戻る。
あぁ、もったいない!1時間脱線しまくりのオープニングトークやっておくれ。

YOASOBIのAyase氏アレンジのオシャレなビターウィートサンバへの言及もそこそこにスタート。
(余談ですが、もう終了しましたがYOASOBIANNXも面白かったんです)

ニッポン放送サイドから「往年を彷彿とさせる番組を」とリクエストされるも、
さすがに今の時代のコンプライアンスでリスクは負えないと。
ましてレギュラーでもない1時間番組で。
それはそう。

「レイヴ、ダメ、ゼッタイ。BABYMETALです。」
「メールを募集しないと生じゃないと思われるんじゃないか、録音だと思われるんじゃないか。
なのでメールを募集します」

出た。虚と実を混ぜる常套手段。

ここで新曲「Never say Never」のオンエア

CM明け、懐かしのLFジングル(再録?)のあとよっぴー(吉田尚記アナ)の悲鳴から。
復活のたびにレイヴしているイメージですね。
これはもう仕方ない。
ナイナイさんでいう「さぶげのボンスリ」、
オードリーさんでいう「春日のモンクレールのダウン」のような古典。
めちゃくちゃ本音を言うと毎回ダメ人間日記は送ってるし、
通常放送をして欲しいという思いもあるのですが。
レギュラーではないし、なかなか時計の針を進めるというのは難しいですよね。

55周年特番のタイムテーブルを読み上げながらパーソナリティをお触りしていく、
上柳さん、荘口さん、垣花さん…名だたるレジェンドアナをひと通りお触りしたあとによっぴーの名前がないことに気づく西川さん。
現在有給休暇中のよっぴーさん、マレーシアの奥地にいるとの情報。

ちなみに西川ANN終了時は若手だった吉田アナのその後の活躍はめざましく、
今やアニメ関連のイベントでは欠かせない存在となっています。
各方面からも「よっぴー」のニックネームが定着しましたが、
そのよっぴーと名付けたのは他でもない西川さん。
語源はガールズバンドTHE★SCANTYのボーカルYOPPYから。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/THE★SCANTY

元気かな?YOPPY。
吉本興業所属だったんだTHE★SCANTY。

ここで55周年のテーマでもある「ゲノム」にちなんで
よっぴーの娘さんの「ミヤビちゃん」登場。
当時BGMはMIYAVIさんの「Ahead Of The Light」通称ゲラへー
オールナイトニッポンでMIYAVIといえばゲラへー
西川さんから入ってラジオ好きになって今もラジオを聞いてる組からすると、
この絶妙な曲遊びはくすぐられますね。
それにしても石川さん、乃木坂46ANNでもそうだけど、
BGMでメッセージ送るの好きよね。

このミヤビちゃん、現在高2と聞いて驚き。
めちゃくちゃ滑舌もいいし、言葉遣いもしっかりしている。
話も組み立てて嫌味なく喋れてる。
西川さんを前にした状況で動じない肝っ玉の強さ。
彼女に飛び抜けた才能があるんだろうけど、デジタルネイティブってこんなレベル高いんですか?
誰でもどこでも発信出来るプラットフォームが揃ってる世の中だから気遅れしないんでしょうね。
関係ないけどAdoさんなんかもライブ経験なしでいきなりアリーナクラスで堂々たる立ち振る舞いだったもんなぁ。

マレーシアの父よっぴーへ電話するも通じず。

CM挟んで次のブロックへ。

出世したハガキ職人のみなさんの話。
みなさん立派で西川さんも誇らしそう。

現役放送作家のサービスカード高柳さんと楽屋ニュースさんがスタジオに登場。
高柳さんの学校の先生のような落ち着いた口調、
楽屋さんの野武士のような風貌と語り口。
キャラが濃い。
ニッポン放送の番組作家を賭けて大喜利勝負…といった流れに。
後ろの回答BGMはIPPONグランプリ。ここも遊んじゃってもう。

お二人ともビッグリスペクトではありますが、個人的に交流のある楽屋さんを応援。
最初はヘラヘラして聞いていたものの、徐々に手に汗握るくらい本気で応援。
ニッポン放送での楽屋さんの番組を聞きたい!
決めてくれ楽屋さん!!

結果は「どっちもチェンジで!(暫定で高柳さん)」

エンディング

今回こそルーシーはムーンフェイス
子どもの頃の5時の町内放送のような、友達との楽しい時間が終わる切ないけど前向きになれる不思議な楽曲

「今回の放送は録音でした〜」のネタバラシ
しかし2月7日の録音って。2月3日に情報リリースされたのに早すぎる。
そりゃメールも間に合いませんよね。
未成年のミヤビちゃん含め高柳さん楽屋さんのスケジュールもあるししょうがないよね。

よっぴーから折り返しの電話
西川さんの声に驚くよっぴー

駆け抜けてエンディング
「来週は高橋文哉くん?のANNX!」って反応でしたが、ゼロワンの或人社長!

元気に終わっていった。
エンディング後にラジオをチューニングする音が聞こえるエンドBGM。
そういえばラジオのチューニングってしばらくしていないなぁ。

レギュラー放送のころから同じですが、この番組の終わったあとの爽やかさ。
明日からまた頑張ろうと思える前向きになれる感じ。
この聴後感は西川さんの持つスター性とミュージシャン由来の華やかさにあると考えてます。

読後感みたいな言葉が欲しくて今考えました、聴後感。

それにしても今回も1時間では収まらないほどのボリュームとスピードでした。
前回のANNプレミアムも番組終わり20分前くらいに感想募集し始めたりしたし、
結局は足りないんじゃないですか!やりたいことたくさんあるんじゃないですか!
生で2時間でレギュラーでやってください!
…毎週2時間の生は大変だから月1とかでもいいから!

そんな日がくることをINVOKEしながら、
次の復活まで前向きに過ごしていきます。

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