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子どもが泣き続けることにイライラしてしまう時は、思考を有史以前に飛ばしてみよう

私は、子どもがぐずぐず言ったり、泣き続けたりする時、なぜかイライラしてしまう。
そのような人も多いのではないだろうか。

アドラー心理学をかじった者として、彼らなりの主張や目的があって、そうしているのだとわかっているつもりでいるが、だんだん頭がモヤモヤしてきて、眉間に力が入り、「うるさい」などという冷たい言葉を投げかけてしまう。

なぜ、こんなにも泣いている子どもにイライラしてしまうのか。

最近読んだEQの本に

情動にはそれぞれの役割があり、人体に及ぼす影響も違う。情動がどのような生理学的変化を喚起し、その結果からだがどう反応するかが詳しくわかってきた。

とあり、
怒り、恐怖、幸福、を感じる時、どのような反応を示し、どう行動するのかが示してあった。

アドラー心理学でも言われることであるが、ヒトは情動を何らかの目的のために使っている。
子どもや部下に言うことを聞かせるために、怒りという情動を使い怒鳴り散らすと言う感じだ。

しかし、現在のような文明化された社会では、怒りの情動を使って、とっさに反応しなければならないような出来事などほとんど起きない。

ぐずぐず言っている子ども、泣き止まない子どもが生命の脅威にならないことは明らかである。

では、狩猟採集時代ではどうだろうか。
ぐずぐず泣き止まない子どもがいれば、敵に居場所が知られてしまい群れが危険にさらされることもあったのではないか。
今朝、ふとそう思った。
(真相はわからない)
泣いている子にイライラするなんて、なんて冷たい母親だと自分を責めたこともあるが、有史以前からの本能的反応なのかもしれないと思うと気が楽になった。
(勝手に)

私は、本能的反応を知るのが好きだ。
自分の行動、反応を客観的にみれるようになるからだと思う。

子どもが泣いているときに、イライラしたとき、天敵に居場所がバレてしまうと思うことにしよう。
思考を一旦、有史以前に飛ばしてみよう。少しばかり冷静になれそうだ。

同じような場面でイライラしてしまうことにお困りの方は試してみてください。
(私もまだ試してないです。ごめんなさい。)

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