「出産」の主人公は誰か?問題【36歳4回目の妊娠日記】ㅤ

「出産」の主人公は誰か?問題【36歳4回目の妊娠日記】ㅤ


「どこで産んでも安産そうなので、そのまま自然に陣痛が来ても大丈夫そうに思いますよー。

きっと上のお子さん達もとても意思のはっきりした子達ではないかと思います。

今回の赤ちゃんはどういう風に産まれたいかなー。
楽しみですね」

というメッセージを知り合ったばかりの助産師さんからもらって
めちゃくちゃ頭にきた。


その方は、とても素敵で
とても赤ちゃんが好きで、すごくご自身のご自身の職業を大事になさっていて。

妊娠出産や子育ての素晴らしさについて
伝えている方で。

彼女に救われたママさんはすごく多いのではないかと思う。


の、だけどね。

わたしは、「出産」というイベントは
「絶対的に母親が主人公である」
と思っている。


そしてその大前提を、
彼女とは一切共有していないうちのメッセージであることを
念頭においてもらい、読み進めていただきたい。

そもそも「出産」というイベントに
絶対に必要なのは
・母親
・父親(精子)
・子ども
の3要素。

そこに
・出産介助の人
が加わる。

その最低4人以上の中で
他人のために命を懸けているのは誰なのか?
という話し。


父親は、極端に言ってしまえば
「精子の供給」の役割しかない。
ㅤ
(わたしは彼さん大好きなので思ってないけど笑)

出産介助の人も、もちろん命をかけているわけじゃない。
(まじで大事ですし、ありがいたいし、
今までわたしの出産に関わってくれたすべての人に感謝しています)

子どもはどうか?
赤子は自分の命を繋ぐのに必死だ。


その中で母親だけが、
妊娠中から文字通り身を削り
陣痛の痛みに耐え
命がけで赤子を産む。


(いい方はアレだが)
自分以外の命のために
文字通り命を懸けているのだ。


だから、わたしは「出産」というイベントの主人公は
絶対に母親である。
と、言い切る。


出産祝いとは
命がけのことから生還して
新しい命を生み出した母親への称賛であるべきだと思う。


だからね。


「今回の赤ちゃんはどういう風に産まれたいかなー。
楽しみですね」

と言われて、めちゃくちゃ腹が立ったわけです。


「わたしは」もう痛い思いしたくないから
無痛分娩の病院を選びました。

風呂で自力出産もして。
逆子もリビングで産んで。

(別シリーズで書いてます)ㅤ

それを経ての結論が
「もう痛いのは嫌」なんです。

「赤子がどう生まれたいか」なんて
正直、わたしには関係ない。

ㅤㅤ
「4人目ってとてもかわいいと思いますので、
ぜひ妊娠中から赤ちゃんとつながって
お話してみてください。

お母さんのことが大好きで応援のメッセージ送ってくれてると思いますので」

「文章だと伝わりづらいですよね。

繋がってないとかいうつもりでは伝えてなくて、
赤ちゃんってお腹の中からお母さんを
応援してるっていうことを伝えたかっただけなんです」

というメッセージもいただいているので
本当に優しい方なんだと思うんです。


でもね。
わたしは。

わたしが命をかける以上
わたしがしたいようにする。

母親が好きなようにするのが
「1番いい出産」だと思うんです。


それが人によっては
「赤ちゃんとコミュニケーションをとって
赤ちゃんが生まれたいようにする」なのかもしれません。


わたしには違う。

わたしはわたしが選んだ出産をするだけ。

4人目だからかわいいとかないし。
全員かわいいし。

こんだけ母親の栄養とか奪って
自分を養ってもらってるのに
その母親を
応援すらしない赤子なんているわけないと思っているし。

赤子は母親を選んでいると思うから
好きじゃないわけがない。
(少なくとも魂レベルでは絶対に)


だから本当に腹が立った。

彼女が彼女の信念で活動するのは素晴らしいし
それに救われる人もたくさんいると思う。


でも、わたしは。

「わたしは」
「出産の主人公は母親だと思う」ので。


だから、赤ちゃんを最優先!みたいなことを言われると
本気で腹が立つ。

身を削って、命かけて
いろんな犠牲を払って
命を生み出す母親こそが、
「出産」というイベントの絶対的な主人公である。


赤ちゃんはその副産物。
おまけです。
(言い方アレですけど笑)
(かわいいし、赤ちゃんは尊いよ!)
(じゃなきゃ4人も産まない)


もちろん命は尊いし、本当にかけがえのない
愛おしい存在。

でもさ、それを生み出してる方が
おまけみたいに言われるのは
おかしくない?
ㅤㅤ
って話し。


わたし我も強いし
承認欲求も強いから
そう思うのかもしれないけどね。


でもその「赤ちゃん最優先」みたいなことやるから
「母親」になりたくない人も増える
んじゃないかなと思う。


ほっといたって
生きてるだけで称賛される赤ちゃんよりも。

その命を産み落とした
母親への惜しみない敬意の表明と、称賛と祝福を

お願いしたい。

(というわけで出産祝いください笑)
(赤子撮るミラーレス一眼カメラ買います)


あ。
もう別にその方に対して怒ってもないし。

今回、たまたまコミュニケーションにズレが生じただけで、彼女自身、とても「母親」という存在に祝福も敬意もあると思います^ ^

それに、本当に関わってくれた助産師さんには感謝しています。

病院の「おいおい」と思うところもありますしね笑。


サポートをしようと思ってくれてありがとう! でもその気持ちで、あなたの半径5メートルの人へ贈り物をしてみて。そして教えてくれたらわたしはもっと幸せ!