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ことばごっこ-詩集-

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自分による自身のための、ことばの掃き溜めです。
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#創作

【詩】暴走機関車

暴走機関車 どこへ行く 正義正義と汽笛を鳴らし 暴走機関車 どこへ行く 真っ赤な轍だけ残し …

いしころ
7か月前

【詩】我が儘な僕の、我が儘にしたい君

僕に優しくしないでよ みんなの前、君の前、スマートにキマってたのにさ 生来の甘ったれを隠せ…

いしころ
3年前
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【詩】だれのせいですか?

大地が家を震わせたのは  だれのせいですか? 海が街を飲み込んだのは  だれのせいですか?…

いしころ
3年前
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【詩】ニキビ・ボーイ

どうしたんだい? お嬢さん 鏡に映るその顔は、ひどく元気がないようだ ああ なるほど そう…

いしころ
3年前
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【詩】渡り鳥

運河の渡しに佇むは 白い羽もつ渡り鳥 ぼんやりくらい闇を背に すらりとするどい姿が浮かぶ …

いしころ
3年前
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【詩】殺人事件

たったひとりの人が、ほんの少し気にかけて、ただの一言をかけてやる そうしてやることが出来…

いしころ
3年前

【詩】ガトーブルトン

ガトーブルトン 小麦粉、 砂糖、 卵黄、 バター、 そして 遥かな西の潮風が染み込んだ ブルターニュへの招待状 キツネ色に照る姿に誘われて そっと さっくりと 踏み込めば しっとり ほろろと 柔らかな甘露が降り注ぐ まだ見ぬ世界が現れる ずっと見ていたいのに もっともっと と、脇目も振らず歩を急がせる でも 楽しい旅ほど あっという間に終わってしまう また行きたいって余韻を残して また 招待状を待ってるわ ガトーブルトン それは、ブルターニュへの招待状 #おいしいはた

【詩】洞−ほら−

愛してるって言われてもさ 聞き流せるさ 愛してるって書かれてもさ 見過ごせるさ 君の言葉は…

いしころ
3年前
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【詩】空−から−

彼女は 別のことを考えている 隣で 腕の中で 僕の下で これには 意味は無いんだ ここには…

いしころ
3年前

【詩】灰の星

真っ赤な三日月小脇にかかえ ステップ踏むのもいいじゃない ちゅうぶらりんな惑星蹴って 火…

いしころ
3年前
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【詩】夢

夢をみるのは簡単なのに  人のせいで儚くなっていく   その脆さに助けられてる僕は卑怯かな…

いしころ
3年前
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【詩】蝙蝠と猫と蛇

逃げた逃げた逃げ逃げた コウモリの腕が突っ張った 逃げた逃げた逃げ逃げた ネコの蹄が反っ…

いしころ
3年前
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【詩】ぱたぱたとこごろもっちゃ

俄かにあらわれた言葉は 我儘になる桎梏を知らない衝動 親など構わずに駆け出した あの日の…

いしころ
3年前
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【詩】母へ

あなたは 私じゃありません だから 思う通りにはいかないの あなたは 私じゃありません だから 責任に思うことはないの