ルシャトリエの原理とも言う。

僕はね、電磁気の世界にレンツの法則が成立するのと同じように、人間の心理にもレンツの法則が成立すると思ってるんですよ。

レンツの法則を簡単に説明すると、「変化を起こした時にその変化を妨げる方向に逆の操作がなされる」って感じのものです。

例えばね、髪色。髪を染めて明るくするとしばらくして暗い色が魅力的に見えて暗くしたくなるじゃないですか。その後、思い叶って暗くするとまた明るくしたくなる。これはまさにレンツの法則です。「髪を明るくする」という変化を起こすと、その変化を妨げる「髪を暗くしたい」という気持ちになる。

他にもあります。学校です。中学生の時は高校生に早くなりたいって思うようになるでしょ。それで晴れて高校生になりました。そうしてしばらくすると段々早く大学生になりたいって思うんですよ。ただね、大学に入ると「高校の頃は良かったなぁ」とか思うんですよ。もちろん高校にいる時も大学にいる時もそれはそれで楽しい時もあります。どうせきっと大学卒業して社会人になると「大学戻りてぇ」って思うんです。

どうしようもないですね。でもレンツの法則って常に変化を妨げようとし続けるわけじゃありません。しばらくすると平衡状態になります。

これも同じなんですよ。髪色も色々変えてるとだんだん落ち着いてきます。学校に関しては、戻れないから諦めてるだけかもしれませんね。


人間の心理についてのレンツの法則には実は名前がついてます。「隣の芝は青い」って言葉に置き換わってね。

最後までご精読いただきありがとうございました。

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