夏風や この涼しさは 冷や汗か。

さて、今回も私の腹痛エピソードを紹介しましょう。
前回は小学生の頃のお話ですので、今回は中学生の頃のお話にしましょうか。是非お楽しみください。


あれは、中学2年の夏休みだったと思います。
当時、私はサッカー部に所属しており、その日は他校との練習試合が催されていました。
照りつける夏の日差しの中、私たちは汗を流しながらアップをします。練習試合の日は、アップの時からユニフォームを纏い準備するのが常でした。
無事にアップを終え、もうすぐ試合開始かという時、それは訪れました。


やってきました。腹痛です。


というのも、私は真夏に外で活動していると何故かお腹を壊してしまうのです。小さい頃からずっとサッカーをしていたので、これには毎年悩まされていました。
加えて、夏場に起こるこの腹痛は、毎回液体タイプのアレなので普段のものよりも爆発までの猶予が短いのも特徴です。
そして例年通り、今年もこの日がやってきたのです。
試合開始までもう時間がありませんから、顧問の先生に「すみません、お腹壊してしまったのでトイレ行ってきます急ぎます!」と伝えて、肛門括約筋を活躍させながら大急ぎでトイレに向かいます。グラウンドに近いトイレは体育館に設置されたトイレか、校舎に設置されたトイレです。体育館の方が近いのですが、体育館で練習する部活がいない場合は開いていないので、もし体育館へ向かい開いていなければ時間のロスに繋がります。
限界は近い。体育館が開いていることを信じ、向かいました。


ところで皆さん、サッカーをしたことはありますか?
もしくはサッカーのユニフォームを着用した経験がありますでしょうか?
サッカーのユニフォームのズボンというのは、足が動かしやすいように股下はかなり緩く作られています。
夏場なんかはズボンの下から抜けてくる風が涼しかったりします。この日はいつもよりだいぶ涼しかったように思いますね。何か、1枚隔てるものが無いかのような涼しさでした。


夏風や この涼しさは 冷や汗か


最後までご精読いただきありがとうございます。


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