見出し画像

プログラミングガイド「ビルド設定リファレンス」(R部)

Build settings reference」の私家版和訳です。

ルート/←P部/→S部

1. RC生成言語 (RCPROJECT_CODEGEN_LANGUAGE)

生成されたRCオブジェクトに使用するソースコード言語です。デフォルトでは、Xcodeはシーン内のオブジェクトを表すSwift型を生成します。この設定を調整して、明示的に“Swift”を選択するか、“None”を選択してRCオブジェクトの生成を無効にします。

2. 再エクスポートされたフレームワーク名 (REEXPORTED_FRAMEWORK_NAMES)

ビルドされたライブラリから、シンボルを再エクスポートする必要のあるフレームワーク名のリストです。

3. 再エクスポートされたライブラリ名 (REEXPORTED_LIBRARY_NAMES)

ビルドされたライブラリから、シンボルを再エクスポートする必要のあるライブラリ名のリストです。

4. 再エクスポートされたライブラリパス (REEXPORTED_LIBRARY_PATHS)

ビルドされたライブラリから、シンボルを再エクスポートする必要のあるライブラリパスのリストです。

5. REMOVE_CVS_FROM_RESOURCES

バンドルリソースのコピー時に、バンドルリソースからCVSディレクトリを削除するかどうかを指定します。

6. REMOVE_GIT_FROM_RESOURCES

バンドルリソースのコピー時に、バンドルリソースから.gitディレクトリを削除するかどうかを指定します。

7. REMOVE_HG_FROM_RESOURCES

バンドルリソースのコピー時に、バンドルリソースから.hgディレクトリを削除するかどうかを指定します。

8. REMOVE_SVN_FROM_RESOURCES

バンドルリソースのコピー時に、バンドルリソースからSVNディレクトリを削除するかどうかを指定します。

9. バイナリーソースのファイルフォーク (RESMERGER_SOURCES_FORK)

ResMergerがバイナリ入力ファイルをデータフォーク・ホストとして扱うのかリソースフォーク・ホストとして扱うのか、あるいは各入力ファイルを自動的に検査するのかを決定します。

10. リソース・ターゲットとされたデバイスファミリー (RESOURCES_TARGETED_DEVICE_FAMILY)

リソースのコピーが、デフォルトのターゲットデバイスと異なる必要がある場合は、ターゲットデバイス・ファミリー (TARGETED_DEVICE_FAMILY)をオーバーライドします。

11. RETAIN_RAW_BINARIES

除去されていないバイナリのコピーを利用可能な状態にしておくかどうかを指定します。

12. REZ_COLLECTOR_DIR

ResMergerで生成されたResource Managerのリソースを、プロダクトに追加する前に保存するディレクトリを指定します。

13. REZ_OBJECTS_DIR

Rezで生成されたコンパイル済みのResource Managerリソースを、ResMergerで収集する前に保存するディレクトリを指定します。

14. Rez プレフィックスファイル (REZ_PREFIX_FILE)

コンパイルされたRezファイルごとに、コマンドラインに名前付きファイルを暗黙的に含めます。指定するパスは、プロジェクトの相対パスまたは絶対パスのいずれかでなければなりません。

15. プリプロセッサの定義 (REZ_PREPROCESSOR_DEFINITIONS)

これらの文字列は、Resource Managerリソースをコンパイルする際に定義されます。

16. プリプロセッサの未定義 (REZ_PREPROCESSOR_UNDEFINITIONS)

これらの文字列は、Resource Managerリソースをコンパイルする際に未定義になります。

17. エイリアスを解決する (REZ_RESOLVE_ALIASES)

エイリアスを未解決または条件付きで解決することを有効にします。デフォルトでは、エイリアスを常に解決するように設定されています。

18. 読み取り専用リソースマップ (REZ_RESOURCE_MAP_READ_ONLY)

このオプションを有効にすると、リソースマップの出力は読み取り専用になります。

19. Rezスクリプトタイプ (REZ_SCRIPT_TYPE)

Resource Managerリソースをコンパイルする際に使用する、特定の2バイト文字スクリプト識別子の認識を有効にします。これにより、文字列中の2バイト文字を不可分のエンティティとして扱えるようになります。デフォルトの言語はローマ字で、1バイト文字セットを指定します。

20. Rez検索パス (REZ_SEARCH_PATHS)

これは、Resource Managerリソースを持つファイルを検索するためのパスのリストです。パスは空白で区切られているので、空白を含むパスは適切に引用符で囲まれている必要があります。

21. 診断出力を表示する (REZ_SHOW_DEBUG_OUTPUT)

このオプションを有効にすると、Resource Managerリソースをコンパイルする際に、バージョン情報と進捗情報が書き込まれます。

22. タイプの再宣言警告を抑制する (REZ_SUPPRESS_REDECLARED_RESOURCE_TYPE_WARNINGS)

このオプションを有効にすると、再宣言されたリソースタイプに関する警告が表示されなくなります。

23. 「ビルド」中に分析する (RUN_CLANG_STATIC_ANALYZER)

この設定を有効にすると、Xcodeは全てのビルド中、厳格なソースファイルでClang静的解析ツールを実行します。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?