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146days left 化学分析という仕事

現職の化学分析という仕事について。

あまり表に出てくる仕事じゃないし、高校や大学の友達は理系の人ばっかりで、
何やってるん?→分析
でだいたい通じるから、分野外の人にうまく説明できひんことが多くて。

仕事の内容や魅力的なところを紹介します。
私は1箇所でしか働いたことがないですが、派遣社員の方が定期的に入ってくるので、その人たちから得た情報や、その人たちを見て思ったことも含めて。
これから化学分析の仕事したいと思ってる人の参考になれば幸いです。


職場

製造系の会社で社内に分析設備があるところや、
分析専門の〇〇分析センターみたいなところ、
大学の研究室などがあります。

分析内容

職場によって全然違うと思いますが、私の職場ではこんな感じです。
・自社製品が規格を満たしているか
・安い材料に変更した→前と同等の成分か?
・新しい材料に変更した→材料メーカーの成績証明書と比較
・試作品の評価
・クレーム品原因究明
・ライバル会社の製品分析、特許侵害の有無
・社内の排水の成分分析


化学分析と機器分析

分析は大きく分けるとこの二つに分かれます。
化学分析は、理科の実験室のイメージ。
色の変化を見たり、温めたり燃やしたり、滴定したり。
機器分析は、ウン千万円や、億超えの装置に、試料をセットして、装置が測定してくれる。

事前に必要なスキル

派遣社員として化学分析をやってみたいなら、
分析自体のスキルは、職場に入ってから教えてもらえるので、事前に知っておかないとダメということはないと思う。 

私の職場には、未経験者や、文系出身の人もたまにいますが、バックグラウンドに関係なく、
・手際がよい
・一度言ったら覚えてくれる
・試料にいつもと違う反応があったときに対応ができる(×勝手にそのまま進める、〇然るべき人に報告する)
など、組織で働くのひ必要なスキルが普通にあればいい。

正社員として入るなら、何か一つ二つ、学生の頃やり込んだことがあればよさそう。

入った後必要なスキル

エクセルを使う職場では、エクセルでどんなことができるのか、ショートカットキーとか知ってて損はない。
エクセルの機能をサラッと見ておいて、仕事でエクセルを使う時に、確かこれ楽にできる方法あったなぁと思い出せれば、あとは都度調べて身につけていけばOK。
四則演算できるレベルで、エクセル使えますみたいな顔してる人いるけど、それはやめた方がいい。

エクセル以外でも、
どこか改善できるところはないか?
作業時間を減らせるところはないか?
ミスが減る仕組みを作れないか?
と考える人はどの仕事でもきっと大事なことなんやろうな。

(ただ、職場によっては、試料の重量と試料名だけ入力して測定したら、そのまま報告書が出力されるところもあるから、ほぼエクセルを使わないところもある。でもエクセルは普段の生活で使えるし、転職しても有効なので使えるに越したことない。)

向いていない人

雑、プライド高い人。
雑→分析は正確な結果が出ていないと全く意味がない。頑張ったとか関係なく、分析値が信頼できるか、が命。
プライド高い人→実験が失敗したときに隠す、違う数値に改竄する。たまにいました。
あと、前の職場ではこうやってましたよって何度も言ってくる人。

化学分析は信用できるかどうか、それが肝心。

また別記事で、子育てとの両立についてとか書いてみる予定です。


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