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シカゴ・カブス の魅力とは?どんな選手がいる?~今日から君もカブスファン~

サムネイルはCubs Zone(@CubsZone)様より引用しております。
本note内で使用している画像について著作権侵害の意図はございません。

はじめに

どうも、ふかひれといいます。よろしくお願いいたします。
思えばJavier Baez(ハビアー・バエズ)に魅せられて2020年からカブスファンになり、もう今年で5年目になります。この数年で色々なことがありました。
解体、再建、日本人フィーバー・・・
MLBについてもほんの少しわかるようになってきましたので、今年は国関係なくカブスファンの皆さんと交流することを目標にしています。noteもその一環です。三日坊主になるかもいつかリグレーにも行きたいですね!

…と前置きはさておき、記念すべき(?)note1発目は我らがシカゴ・カブスの魅力を紹介することにしました!
鈴木誠也、今永昇太と2人の日本人が所属することで日本でも話題のチームです。
これを機にカブスを応援してみよう!という方、MLBに興味はあるけどどのチームを応援するか迷う…という方に向けて、できるだけ簡単かつ魅力的に紹介できるよう執筆してみました。
このnoteでカブスファンが増えたら嬉しいです!

1.シカゴ・カブスとは?

Chicago Cubs(略称:CHC)は、ナショナルリーグ中地区所属のチームです。(カブスは子熊を意味しています)1871年創設と非常に歴史のある球団で、主要獲得タイトルとしては2024年1月現在でワールドシリーズ優勝3回、リーグ優勝17回、地区優勝8回。ライバル球団は同地区の”セントルイス・カージナルス”(ヌートバーなどが所属)。
ユニフォームはチームカラーの青色を基調としたピンストライプ。

見てくださいこのカッコいい球場!
我らがカブスが本拠地とする”Wrigley Field(リグレー・フィールド)”です。
イリノイ州シカゴにある球場で、ボストン・レッドソックス本拠地のフェンウェイ・パークについでMLBで2番目に古い球場になります。
元オーナーの「野球は太陽の下ですべき」の理念から、今でもデイゲームが多いのも特徴です。(時差の都合上で日本人にはリアタイが辛い時間帯)

シカゴの特徴として、ミシガン湖から吹く「季節風」があります。これはリグレー・フィールドにも影響し、風向き次第で打者有利/投手有利と変化します。(基本は打者有利ではあります)
リグレー・フィールドの外野フェンスにはツタが生い茂っています。他の球場では中々お目にかかれない光景で、もし打球がツタに入り込むと”エンタイトルツーベース”になります。面白いですよね!

2.ズバリ、カブスの魅力って?

個人的な感覚でのお話になります。カブスの魅力はやはり「憎めない愛されチーム」だと思っています。NPBで言うと阪神に近い気がします。(個人的には阪神ファンの方には特にカブスを推したいです)
そんな球団の魅力をいくつかピックアップしてご紹介します。

#1:ヤギの呪い

カブスを語るには欠かせないエピソードをご紹介します。
それは「ヤギの呪い(ビリー・ゴートの呪い)」です。
遡るは1945年、ワールドシリーズ4戦目のことでした。シカゴでバーを営むビリー・サイアニスはカブスファンであり、飼っていたヤギといつもカブスの応援に出かけていました。いつものようにビリーはヤギを連れて球場へ向かいますが、この日はヤギの臭いを理由に入場を拒否されてしまったのです。激怒したビリーはこう言い放ちました。「カブスは2度と勝てないだろう。リグレー・フィールドにヤギの入場が許されるまで、カブスは2度とワールドシリーズに勝てない」と・・・
以降、その言葉通りにカブスはさっぱり優勝できなくなり、いつしかヤギの呪いと呼ばれるようになった・・・というお話です。
(…が、2016年にリーグ優勝と108年ぶりに世界一を成し遂げたことで長い長い呪いは解かれることになりました。)
※映画「バック・トゥザ・フューチャー2」「アルマゲドン」に当時呪いに嵌っていたカブスをイジる描写がありますので気になる方は是非。

#2:NPBに在籍した選手も多い

次に特徴を挙げるなら「NPBに在籍した選手が多い」というところです。
アジア圏でプレーした選手にも注目しているチームで、今オフには今永昇太、エドウィン・エスコバー、コルテン・ブルワーを獲得。鈴木誠也もいますし、NPBファンでもとっつきやすいです。
<カブスとNPBに在籍した主な選手>
・ダルビッシュ有
・田口壮
・福留孝介
・藤川球児
・川崎宗則
・上原浩治
・和田毅
・高橋尚成
・マット・マートン
・タフィ・ローズ
・ピアース・ジョンソン
など・・・

#3:カージナルスとのライバル関係

カブスは古くからセントルイス・カージナルスとライバル関係にあります。
昨年はロンドンシリーズにてイギリスでも激突。カージナルスとの試合はまさに、MLB版の「伝統の一戦」ですね。今もなお負けられないライバルとしてバチバチやってます。

#4:ファンが熱狂的!

カブスにはアツいファンがたくさんいるのも魅力的です。
MLBの中でもファンが熱狂的なチームとも言われ、オフのファンイベント「Cubs Con」も毎年大盛り上がり。(いつか行ってみたい・・・)
最近だと・・・今永の入団会見を見た瞬間彼のファンになった現地民が多かったですね。早速今永のユニフォームを買う人もXで見かけたほど。(嬉しいですね)
その分、ヘマをしたら厳しいヤジも飛んでくるチーム。なかなか補強報道が出なかった時期は毎日のようにフロントへ批判が飛び交うなど
良くも悪くも、とにかくファンが熱狂的。きっとあなたもハマるはず!

チームについてざっと説明したところで、
次はいよいよ主要選手を紹介します!

3.主要選手紹介 野手編

#2:ニコ・ホーナー:Nico Hoerner(内野手)

年齢:26歳
投打:右投/右打
ポジション:セカンド、ショート
<2023年成績>
試合:150
打率:.283
本塁打:9
打点:68
盗塁:43
OPS:.729
タイトル:ゴールドグラブ賞

今やカブスが誇る若き正二塁手!
2018年にカブスにドラフト指名され、2022年にショートでブレイク。一躍カブスの顔になり、昨年に3年の延長契約を結びました。
広角に打てる打撃に秘めたパンチ力、43盗塁をマークする俊足に加えゴールドグラブ級の守備力を備えています。
今年は更なる飛躍を見せ、オールスターにも選ばれてほしいです〜!

#5:クリストファー・モレル:Christopher Morel (内野手)

年齢:24歳
投打:右投/右打
ポジション:ユーティリティ
<2023年成績>
試合:107
打率:.247
本塁打:26
打点:70
盗塁:6
OPS:.821

飛び級でメジャーデビューした若きスター候補!
まだまだ荒削りながらも豪快な打撃と守備で魅せてくれる、個人的にもプレーを見ていてかなり面白いと感じる選手。特に好調時は誰にも止められないほど打ちまくるので、見ていて気持ちがいいですね。
そのプレースタイルから、ファンは時折、かつて世界一に貢献したカブスOBのハビアー・バエズ(現タイガース)に重ねてしまうのです。

#7:ダンズビー・スワンソン:Dansby Swanson (内野手)

年齢:29歳
投打:右投/右打
ポジション:ショート
<2023年成績>
試合:147
打率:.244
本塁打:22
打点:80
盗塁:9
OPS:.744
タイトル:ゴールドグラブ賞

2023年にブレーブスからFAでやってきた頼れる遊撃手!
20本以上のホームランを打てる長打力も魅力ですが、彼の真骨頂はやはり絶品の守備。
幾度となく彼の守備に助けてもらいました。
ホーナーとの二遊間はガチガチで、MLBでも上位クラスの二遊間コンビだと思います!
あと、超イケメン。

#8:イアン・ハップ:Ian Happ(外野手)

年齢:29歳
投打:右投/両打
ポジション:レフト
<2023年成績>
試合:158
打率:.248
本塁打:21
打点:84
盗塁:14
OPS:.791
タイトル:ゴールドグラブ賞

攻守に頼れる漢ハップ!
右打者の多いカブスには貴重なスイッチヒッター。こちらもカブスの生え抜きとしてチームの顔となり、ホーナーと同じく昨年に3年の延長契約を結んでいます。
オールスターへ選出されたこともあります。
昨年はキャリアハイのBB/K 0.65をマークするなど、選球眼の良い打者です。
実はコーヒー好きな一面があり、昨オフには来日して日本のコーヒーも楽しんでいました。かわいい。

#15:ヤン・ゴームズ:Yan Gomes(捕手)

年齢:36歳
投打:右投/右打
ポジション:キャッチャー
<2023年成績>
試合:116
打率:.267
本塁打:10
打点:63
盗塁:1
OPS:.723
タイトル:ゴールドグラブ賞

まだまだ元気な大ベテラン捕手。
オールスター(インディアンス時代)や世界一(ナショナルズ時代)など豊富な経験を持ち、ハイレベルな守備とパンチ力を秘めた打撃でチームを引っ張るイケおじ。
まだまだ頼りになる存在ですが、彼に引導を渡す選手が出てくるかどうかも見ものです。

#24:コーディ・ベリンジャー:Cody Bellinger(外野手)

年齢:28歳
投打:左投/左打
ポジション:センター、ファースト
<2023年成績>
試合:130
打率:.307
本塁打:26
打点:97
盗塁:20
OPS:.881

長い長いオフを経てカブスへの残留が決まった俺たちのベリンジャー!
なんと言っても棒立ちのような構えからのフルスイングが特徴。MLBはあまり知らないけど、ベリンジャーは知ってる!という方も多いと思います。
ドジャース時代にはMVPを受賞するなどスタープレイヤーとして活躍しましたが怪我の影響もあって成績が低迷、ドジャースを退団することに。23年は新天地のカブスで中距離打者への変貌を見せ、みごと新しい形での復活を示しました。
23年オフにFAとなり移籍先がなかなか決まらない状態でしたが、2月25日についにカブスと再契約との報道が。ファンはもちろん、選手たちも即座にSNSで反応するなど(現地時間はガッツリ深夜帯でした)大きな注目を浴びました。
ファンからも選手からも愛されるフルスインガー。2024年は何本ホームランを打つか楽しみです。

#27:鈴木誠也:Seiya Suzuki(外野手)

年齢:29歳
投打:右投/右打
ポジション:ライト
<2023年成績>
試合:138
打率:.285
本塁打:20
打点:74
盗塁:6
OPS:.842

言わずと知れた、日本が産んだスーパースター!
チームにも完全に馴染み、現地ファンからも愛される選手になりました。
成績は年々向上し、MLBへの適応力を見せています。
大谷選手が注目されがちですが、我らが誠也も日本が誇る偉大な打者。
これからの活躍にも大注目!!
オフに来日したハップと家族ぐるみで会っていたそう。仲良いね〜

#52:ピート・クロウ=アームストロング:Pete Crow-Armstrong(外野手)

年齢:21歳
投打:左投/左打
ポジション:センター
<2023年成績(マイナー)>
試合:107
打率:.283
本塁打:20
打点:82
盗塁:37
OPS:.876

次世代のスター候補。
魅力はなんと言っても、すでにMLBレベルと言っても過言ではない卓越した守備力!
2023シーズンにはメジャー昇格し、ビッグプレーでファンを沸かせました。
マイナーでは20本塁打を放ち、パンチ力も見せています。あとはメジャー初安打を待つのみ。今後のカブスを背負って立つ選手になってくれるでしょう!
ニックネームは”PCA”。

その他の野手

#1:ニック・マドリガル(サード)
 →小柄かつ非力だが鋭い打球を飛ばす巧打者。三振が少ない。
#16:パトリック・ウィズダム(サード)
 →ホームランを量産するパワーヒッター。襟を引っ張るポーズがかっこいい
#29:マイケル・ブッシュ(ファースト)
 →ドジャースからトレードで加入したこれまた有望株。即戦力としての期待もかかる
#40:マイク・トークマン(センター)
 →昨年のカブスを救った男。TDL間際の試合にスーパーキャッチは記憶に新しい

4.主要選手紹介 投手編

#18:今永昇太:Shōta Imanaga(先発)

年齢:30歳
投打:左投/左打
ポジション:先発
<2023年成績(NPB)>
登板:22
防御率:2.80
投球回:148
奪三振;174
WHIP:1.05
勝敗:7勝4敗

DeNAから移籍した“哲学者“。細かい説明は不要かと思います。
WBCでも数々の好投が光り、アメリカ代表相手にも素晴らしいピッチングを披露しました。
先日にはブルペン投球を見た同僚のスティールも今永の投球を絶賛していました。
そんな今永ですが、交渉の拠点として滞在していたシカゴをえらく気に入ったようで、「カブスからのオファーが来ないかな」なんて言っていたそう。実際にはカブスより好条件を提示した球団もいる中でカブスを選んでくれましたし。相当シカゴという都市を気に入ったのでしょう。
“教授“のヘンドリックスとの共演や、DeNA時代から同僚のエスコバーへの継投など、楽しみなシーズンとなることでしょう!
(阪神ファン的に見てもかなり苦しめられた好投手ですし、贔屓に来るのはとても頼もしいですね)

#28:カイル・ヘンドリックス:Kyle Hendricks (先発)

年齢:34歳
投打:右投/右打
ポジション:先発
<2023年成績>
登板:24
防御率:3.74
投球回:137
奪三振:93
WHIP:1.20
勝敗:6勝8敗
"The Professor"(教授)とも呼ばれる彼は、チームで唯一、カブスの世界一を知るベテランとなりました。近年は怪我に苦しみましたが、昨年はチームの苦しい時期を支えてくれました。
彼の投球スタイルはまさに"技巧派"。MLB自体、速球でゴリゴリ力勝負のイメージがあるとは思いますが(まあ実際そう)、ヘンドリックスは技巧派エースとして長らく活躍しています。
カブス一筋で活躍してくれていますし、いちファンとしてはカブスでキャリアを終えて欲しいですね。

#35:ジャスティン・スティール:Justin Steele (先発)

年齢:28歳
投打:左投/左打
ポジション:先発
<2023年成績>
登板:30
防御率:3.06
投球回:173.1
奪三振:176
WHIP:1.17
勝敗:16勝5敗

今やカブスのエースとなった左腕。昨年はブレイク・スネル(当時パドレス)らとサイ・ヤング賞を争うほどの成長を見せました。ただ、シーズン終盤に炎上が続いたのが勿体なかった…!しかしMLB屈指の左腕になるポテンシャルは十分にあります。今後の活躍から目が離せない選手のひとり。
投球スタイルはというと、なんと投球のほとんどが"フォーシーム"か"スライダー"というところ。
以前は他の球種も投げていましたが逆に結果が伴わず、この2球種メインの配球にしたところそれがハマったというわけです。
フォーシームの質も良いですが彼の投げるスライダーは変化量がとても大きく、まさに一級品。
ちなみに筆者の最推し選手でもあります。ぜひともカブス一筋でやってもらいたい…

#73:アドバート・アルゾレイ:Adbert Alzolay (抑え)

年齢:28歳
投打:右投/右打
ポジション:抑え
<2023年成績>
登板:58
防御率:2.67
投球回:64.0
奪三振:67
WHIP:1.02
勝敗:2勝5敗
セーブ:22

守護神で花咲いた熱い漢。はじめは先発として起用されるも目立った結果がついてこなかった彼ですが、リリーフ転向してからは一変。今や9回を締めてガッツポーズを決める姿は定番となりました。
ネリスの補強もありましたが、おそらく今年もアルゾレイが抑え起用されると思います。あの雄叫びとガッツポーズを今年もたくさん見せて欲しいですね。

その他の投手

#11:ドリュー・スマイリー(先/中)
→昨年はあわやノーノーという投球を見せるも名前とは裏腹に笑えない投球もそれなりに。

#45:ダニエル・パレンシア(中継)
→ゴリゴリの速球派リリーフ。粗さはあるが今後の成長が楽しみ

#50:ジェイムソン・タイヨン(先発)
→FAでヤンキースから加入したローテーション右腕。昨年は背信投球も続いたが…

#51:ヘクター・ネリス(中継)
→アストロズから加入した実績あるリリーフ。ブルペン不足のチームを救う存在に

#72:ハビアー・アサド(先/中)
→先発もこなせる便利屋。今年もチームの縁の下の力持ちに。WBCにも出場。

#74:ホセ・クアス(中)
→ロイヤルズからトレードでやってきたサイドハンド右腕。こちらもブルペンを支える存在に

エドウィン・エスコバー(中)
→セ・リーグファンにはお馴染みの鉄腕は今年からはMLBへ挑戦。タフな中継ぎはチームに必要なのできっと出番はあるはず。横浜でも同期だった今永からの投球リレーが見たい

コルテン・ブルワー(中)
→阪神から加入した中継ぎ右腕。阪神ファンの筆者としてはなかなか嬉しい補強。メジャー昇格に期待

おわりに…

とりあえず「これだけわかれば最低限は楽しめる」という観点から、チームと選手紹介をさせていただきました。本当に基本の基本的なことしか書いていませんが、少しでもカブスというチームの魅力を感じていただけたら幸いです。

詳細な指標もご紹介したかったのですが・・・筆者の知識不足が正直なところで、現状では的確に指標を扱えないと判断したためあえて当記事には記載していません。数字的なところにも強くなりたいところです。

長くなりましたが、当記事を最後まで読んでいただきありがとうございました!今年こそはプレーオフへ!

Go Cubs Go!

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