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6月最終週 鉄鋼産業CN(脱炭素)ニュース

世界中で鉄鋼のカーボンニュートラルに向けた技術開発、投資、製品供給契約などが行われている。
海外では中小メーカーやベンチャーまでが取り組んでいる。
NPOなどは、高炉に続き、マスバランス、CCUSにも注目しつつある。


■<国内・開発>鉄鋼業のカーボンニュートラルに向けた水素利用について~日本製鉄の提出資料(2024年度第1回 総合資源エネルギー調査会 省エネルギー・新エネルギー分科会 省エネルギー小委員会 工場等判断基準ワーキンググループ)

*(2024/6/25 経済産業省)鉄鋼業のカーボンニュートラルに向けた水素利用について

→資料は
https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/shoene_shinene/sho_energy/kojo_handan/pdf/2024_001_06_00.pdf

→WGは
https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/shoene_shinene/sho_energy/kojo_handan/2024_001.html

水素需要側としての発表
従来の説明に加え、今回の資料には電気溶融炉が追加(水素還元炉ー電気溶融炉ー転炉)というプロセス
→審議会の動画もあり

■<国内・開発>JOGMECのCCSプロジェクト

*(2024/6/28 経済産業省)CCS事業化に向けた先進的取組~JOGMECが令和6年度「先進的CCS事業」を選定しました

https://www.meti.go.jp/press/2024/06/20240628011/20240628011.html

9案件のうち鉄鋼関連は、以下の5件
1)日本海側東北地方CCS事業
会社名 伊藤忠商事株式会社、日本製鉄株式会社、
排出源 日本製鉄(株) 九州製鉄所 大分地区、(株)デイ・シイ 川崎工場(太平洋セメントグループ)及び貯留候補地の地場排出事業者送方式  船舶及びパイプライン
2)首都圏CCS事業
会社名 株式会社INPEX、日本製鉄株式会社、
排出源 日本製鉄東日本製鉄所君津地区及び京葉臨海工業地帯の複数産業
輸送方式  パイプライン
3)マレーシア マレー半島沖北部CCS事業
会社名 三菱商事株式会社、ENEOS株式会社、JX石油開発株式会社、JFEスチール株式会社、コスモ石油株式会社、株式会社日本触媒、Petronas CCS Solutions Sdn. Bhd.
排出源 東京湾臨海コンビナートの鉄鋼・化学・石油精製等を含む複数産業
輸送方式  船舶及びパイプライン
4)マレーシア サラワク沖CCS事業
会社名 石油資源開発株式会社、日揮ホールディングス株式会社、川崎汽船株式会社、Petronas CCS Ventures Sdn. Bhd.、JFEスチール株式会社、三菱瓦斯化学株式会社、三菱ケミカル株式会社、中国電力株式会社、日本ガスライン株式会社
貯留地域  マレーシア サラワク州沖(海域枯渇ガス田)
排出源 瀬戸内地域の製鉄・発電所・化学工場等の複数産業
輸送方式  船舶及びパイプライン
5)大洋州CCS事業
会社名 三菱商事株式会社、日本製鉄株式会社、三菱ケミカル株式会社、三菱商事クリーンエナジー株式会社、ExxonMobil Asia Pacific Pte. Ltd.
貯留地域  大洋州(海域減退油ガス田、帯水層)
排出源 中部(名古屋、四日市)の製鉄所を含む複数産業
輸送方式  船舶及びパイプライン

経済産業省

■<国内・製品>ヤマトスチールの+Greenが物流センターの建材に採用

*(2024/6/24 大和工業)ヤマトスチールの環境配慮型鋼材+Green™が物流施設に初採用 ―不動産業界の脱炭素化を加速―

+Green™の採用: ヤマトスチールの環境配慮型鋼材「+Green™」が、三井不動産の「三井不動産ロジスティクスパーク尼崎I」の建材として初めて採用されました。
環境負荷の低減: ヤマトスチールは電炉法を用いて鉄を製造し、省エネ化と合理化を進め、GHG排出量を国内トップクラスの水準まで低減しています。
アップフロント・カーボンの削減: 建物のライフサイクルアセスメントにおいて、資材製造時と建物建設時のCO2排出量削減が注目されています。
森林由来のカーボン・クレジットとバイオマス発電由来の再エネ証書の環境価値によってオフセット・再エネ化された鋼材が+Greenです。

大和工業

(参考)+Green

■<国内・製品>日本製鉄がチタン厚板でSuMPO EPDラベル取得

*(2024/6/24 日本製鉄)日本製鉄がチタン厚板で環境ラベルプログラム「SuMPO EPD(旧エコリーフ)」認証を取得

日本製鉄株式会社(以下、日本製鉄)は、チタン製品において一般社団法人サステナブル経営推進機構(SuMPO)のSuMPO環境ラベルプログラムに基づく「SuMPO EPD」※1(旧名称:エコリーフ)の認証を新たにチタン厚板にて2件取得しました。
建築分野においては当社およびパートナー会社の技術の融合により、優美性を発揮した意匠性チタン「TranTixxii®」(トランティクシー)をブランド化しています。
 今回のSuMPO EPD認証は、標準のチタン厚板とTranTixxii®-Ecoのチタン厚板の2種類が対象です。TranTixxii-Ecoはチタンインゴットの原料としてチタンスクラップを50%以上添加することにより、省CO2・省資源を実現した環境配慮型の素材です。通常、チタンインゴットの原料には主としてバージン原料であるスポンジチタンを使用しますが、TranTixxii-Ecoでは原料の50%以上をスクラップリサイクルに置き換える事で、製錬工程におけるCO2発生量を大幅に削減します。
 また、TranTixxii-Ecoは2022年11月1日付で公表したNSCarbolex® Solutionの一翼を担っています。例えばお客様が建物の屋根・壁を軽くて錆びないチタンで製造することにより、建築施工時やメンテナンス時のCO2排出量の削減が可能となる等、カーボンニュートラル社会の実現に向けた価値提供につながると考えます。
 SuMPO EPDは、LCA(ライフサイクルアセスメント)手法を用いて、資源採取から製造、物流、使用、廃棄・リサイクルまでの製品のライフサイクル全体を考えた環境情報を定量的に開示するEPD認証制度の一つです。お客様はこれにより、チタン厚板製品のライフサイクルでの環境負荷を客観的に評価することが可能となり、今後注目される公共調達物品におけるCO2排出量表示への動き等への対応も容易となります。さらに、NSCarbolex Solutionの活用と合わせてサプライチェーン全体でのカーボンニュートラルに向けた取り組みをより一層強化することができます。
 日本製鉄が認証を取得したSuMPO EPDは、合計61件となりました。また、チタン製品としてはチタン薄板に続き2品種目(計4件)となります。

日本製鉄

■<海外・表彰>山特インド子会社 CO2排出削減で表彰

*(2024/6/24 山陽特殊製鋼)山陽特殊製鋼の印子会社SSMI  CO2排出量削減で表彰

https://www.sanyo-steel.co.jp/system/upload/news/20240624.pdf

山陽特殊製鋼は24日、インド連結子会社のサンヨウ・スペシャル・スチール・マニュファクチャリング・インディア(SSMI)が国際的な環境非営利団体のCDPから表彰を受けたと発表した。長年にわたる環境への取り組みが高く評価された。

山陽特殊製鋼

■<海外・解説>先駆的な脱炭素化に向けた世界の鉄鋼5社

*(2024/6/25 World Economic Forum)鉄鋼メーカー5社にみる鉄鋼生産の脱炭素化に向けてどのように行動しているか
How these 5 steel producers are taking action to decarbonize steel production

鉄鋼業の脱炭素化: 鉄鋼業は世界の温室効果ガス排出量の7%を占め、2030年までにほぼゼロエミッションの鉄鋼を達成するためには革新的な技術と協力が必要です。
主要な取り組み: ブラジル、オーストラリア、スペイン、UAEの鉄鋼メーカーが先導し、再生可能エネルギーやグリーン水素を使用した製造プロセスを開発しています。
1)石炭を持続可能な木炭に代替
Brazilian integrated long steel producer Aço Verde do Brasil
Gerdau is another Brazilian
2)H2ベースの直接還元
Hydnum Steel is the first green steel mill in the Iberian Peninsula
Green Steel of Western Australia (GSWA)
3)炭素回収と水素ベースの生産の活用
Emirates Steel Arkan, the largest steel and building materials manufacturer in the UAE 粗鋼300〜400kgCO2/トン
課題: 高コストや技術の未成熟、グリーンプレミアムが障壁となっています。
その他の事例として: H2 Green Steel(スウェーデン)などが、再生可能エネルギーを使用してCO2排出量を大幅削減の計画進行中

World Economic Forum

→ここでは欧州の先駆的有名鉄鋼メーカー(SSAB、Outokump、Saltzgitterなど)は取り上げられていない。

*(2024/6/27 emirates Steel Arkan)エミレーツ・スチール・アルカンは、鉄鋼生産における脱炭素化の先駆者として世界経済フォーラムから認識される
Emirates Steel Arkan Recognized by World Economic Forum for Pioneering Decarbonization in Steel Production.

https://www.emiratessteelarkan.com/press/emirates-steel-arkan-recognized-by-world-economic-forum-for-pioneering-decarbonization-in-steel-production/

■<海外・解説>The Climate Groupの主張(再生可能エネルギー業界と鉄鋼業の脱炭素化について、鉄鋼業の脱炭素化の進展は)

*(2024/6/24 The Climate Group)脱炭素化の推進:再生可能エネルギーのリーダーが鉄鋼業界を変革する方法
Driving decarbonisation: How renewable energy leaders are transforming the steel industry

最近のウェビナーでは、再生可能エネルギーセクターが鉄鋼業の脱炭素化に果たす重要な役割について議論されました。ØrstedのMie Prehn-Nygaard氏は、風力発電所のライフサイクル排出量の50%が鉄鋼に由来することを指摘し、電気炉やグリーン水素の生産に大量の再生可能エネルギーが必要であると述べました。Siemens GamesaのMaximilian Schnippering氏は、風力タービンの90%が鉄鋼で構成されているため、素材効率の向上が不可欠であると強調しました。DillingerのTobias Lehnert氏は、2030年に低炭素排出鋼の生産を開始し、2045年までに第2フェーズを完了する計画を紹介しました。SteelZeroの目標は、2030年までに鉄鋼需要の50%を低炭素排出鋼にし、2050年までに100%を達成することです。

The Climate Group

*(2024/6/23 The Climate Group) World Steel Open Forum 2024 - 率直な議論、前向きな進展、しかし、私たちは十分な速さで進んでいるのでしょうか?
World Steel Open Forum 2024 - Frank discussions, positive progress, but are we going fast enough?

6月にブリュッセルで開催されたWorld Steel Open Forumでは、鉄鋼業界の投資課題の規模と緊急性が明らかになりましたが、楽観的な要素も見られました。特に、透明性と説明責任に関する議論が進展し、EUの炭素国境調整メカニズム(CBAM)が態度の変化を促しています。従来の脱炭素化アプローチの限界が指摘され、信頼性のある排出データの重要性が強調されました。気候訴訟や消費者需要が変化の要因となり、透明性と説明責任が不可欠であるとの認識が広がっています。
一部の鉄鋼メーカーが以前に「マスバランシング」に期待していたことが実現しそうにないことは明らかでした。同様に、将来の生産動向を予測するセッションでは、CCUS(Carbon Capture, Usage and Storage)の役割に関する予測が、コスト、地理的な制限、技術的課題が明らかになるにつれて縮小し続けていることが注目されました。

The Climate Group

→マスバランスもCCUSもネガティブな評価に

■<海外・投資>Emirates Steel Arkan が DANIELI にDRIプラントで新開発設備

*(2024/6/25 DANIELI)エミレーツ・スチール・アルカン、ダニエリにDRIプラントに供給される電気プロセスガスヒーターを発注
EMIRATES STEEL ARKAN GOING GREENER WITH DANIELI ~ Carbon reduction project for electrical process gas heater serving DRI plant

環境に優しい製鋼: アブダビのEmirates Steel Arkanは、Danieli社の技術を用いて低炭素排出のミニミルを運営し、環境負荷をさらに減らすことを目指しています。
新技術の導入: 同社は、DRI炉に再生可能エネルギーを活用した電気プロセスガスヒーター(e-PGH)の導入を検討中です。
協力プロジェクト: 最近、Emirates Steel ArkanのCEOであるSaeed Alghafri氏とDanieliのCEOであるRolando Paolone氏が、パイロットプロジェクトのための覚書に署名しました。

Danieli

■<海外・開発>河鋼/コークス炉ガスからの水素製造を推進

*(2024/6/28 河鋼)業界のギャップを埋める! コークス炉ガスからの水素製造に関する2つのグループ基準を公表しました

最近、中国国際経済技術協力促進協会の標準化作業委員会から、Zhang Xuan Technologyが起草した「コークス炉ガスの高純度水素への調製プロセスに関する技術要件」と「コークス炉ガスから高純度水素への変換プロセスに関する安全技術要件」の2つのグループ規格がリリースされ、国家グループ標準情報プラットフォームで施行されたことが分かりました。
前者(コークス炉ガスから高純度水素への製造プロセスに関する技術要件)は、コークス炉ガスから高純度水素を製造するための技術的要件と検査方法を規定し、後者(コークス炉ガスから高純度水素への変換プロセスの安全性に関する技術的要件)は、コークス炉ガスから高純度水素を製造するための製造安全、運転および保守、および緊急処理を規定しており、コークス産業またはコークス炉ガスを使用して高純度水素を製造するコークス化プロセスに関与するその他の産業の製造および受け入れに適用されます。 2つの規格のリリースは、コークス炉ガスから製造される高純度水素の標準化の分野におけるギャップを埋め、コークス炉ガスから高純度水素を製造するための理論的ガイダンスと技術サポートを提供し、同社の業界地位をさらに強化し、コア競争力と市場影響力を向上させました。
Zhang Xuan Technologyは、世界初の120万トンの水素冶金実証プロジェクトに即して、標準化されたトップレベルの設計と標準アーキテクチャの最適化を目指し、水素冶金関連分野の安全規制と基準の策定を加速します。 これまでに、11の国家および業界標準の準備が開始され、20以上の国家標準、業界標準、および省規格が策定され、そのうち2つは工業情報化省によって承認されました。 Zhang Xuan Technologyは引き続き「高水準で高品質を実現する」というコンセプトを堅持し、中国のエネルギー条件と市場環境と互換性のある標準化された水素冶金技術ルートの形成を加速し、科学的な水素冶金標準システムの確立を支援し、グリーン開発の新しい軌道を全速力でリードします。

HBIS

■<海外・開発>Vallourec、ブラジルでバイオ炭新製造設備稼働

*(2024/6/26 Vallourec)Vallourec社、先駆的な技術でバイオマス炭を生産するプラントの操業を開始
Vallourec begins plant operations for the production of biomass charcoal with pioneering technology
Continuous carbonization technology, created and patented by the Company, contributes towards reducing global greenhouse gas emissions.

https://www.vallourec.com/news/vallourec-begins-plant-operations-for-the-production-of-biomass-charcoal-with-pioneering-technology/

新工場の稼働: ヴァローレックは、ミナスジェライス州で新しいバイオマス木炭生産工場を稼働開始しました。
Carboval技術: この技術は、木材を16時間でバイオマス木炭に変えるもので、メタンを放出せず、木材のエネルギーの約95%を利用します。
生産効率: Carbovalリアクターは、従来の窯の7倍の効率で、22トンの高品質バイオマス木炭を生産できます。
環境への貢献: この技術は、温室効果ガスの削減に貢献し、バイオオイルや有機除草剤などの副産物も生産します。
石油コークスの代替品となる可能性のあるCarbovalの現在の用途は、ペレット化、焼結、その他の製鋼プロセスなど、高炉製鉄です。

Vallourec

■<海外・調達>Saltzgitterが水素入札を募集

*(2024/6/24 Saltzgitter)ザルツギッター AG が初の水素入札を募集Salzgitter AG now inviting tenders for hydrogen requirements for the first time

「グリーンスチール」の生産に向けたさらなるステップを開始
SALCOSフレームワーク内の変革には、水素コアネットワークへのタイムリーな接続が必要です
ザルツギッターAGは現在、初期段階の水素要件の入札を募集しています。SALCOS - ザルツギッター低CO2製鋼トランスフォーメーションプログラム。企業は入札参加の登録を行い、その後入札提出が可能。

Salzgitter

詳細は下記

 https://salcos.salzgitter-ag.com/en/h2tender

SALCOSの最初のステージで、Salzgitter AGはザルツギッターの拠点で年間最大150,000トンの水素を使用。このうち9,000トンは、2026年からザルツギッターの敷地内にある同社の100MW電解プラントで製造されます。

Salzgitter

■<海外・製品>Arcelormittal/パリ・パラリンピック・アギドスを凱旋門に設置(エッフェル塔の5輪マークに続き)

*(2024/6/28 Arcelormittal)パリ2024パラリンピック・アギトスの発表 低炭素排出鋼を使用
Unveiling the Paris 2024 Paralympic Agitos

パラリンピックシンボルの設置: パリの凱旋門にパラリンピックのシンボル「アギトス」が設置されました。これはアルセロールミッタルが製造したもので、持続可能な低炭素排出の鋼XCarb®を使用しています。
エンジニアリングの挑戦: 1836年に建てられた凱旋門に損傷を与えずにアギトスを設置するため、特別な吊り下げ構造が採用されました。
シンボルの意味: アギトスはパラリンピックの価値である勇気、決意、インスピレーション、平等を象徴しています。
持続可能性: すべての構造物はフランスで製造され、持続可能な鋼を使用しています

ArcelorMittal

■<海外・経営>フィンランドBlastr Green Steelがパートナーシップ強化により、超低炭素排出鋼の開発資金調達

*(2024/6/26 Blastr Green Steel)Blastr Green Steelが戦略的パートナーシップを強化し、超低CO2鉄鋼バリューチェーンの開発資金を調達
Blastr Green Steel strengthens strategic partnerships and raises development financing for ultra-low CO2 steel value chain

Blastr Green Steel(Blastr)は、戦略的パートナーとの資金調達ラウンドを成功させ、フィンランドの主力製鉄所でEUでの超低CO2鋼バリューチェーンの開発を進めました。
資金調達の成功: Blastr Green Steelは、Cargill MetalsやINTERFER Groupなどの戦略的パートナーと共に資金調達を成功させ、フィンランドのInkooにあるフラッグシップ製鉄所の開発を進めています。
低炭素鋼の生産: 水素を使用して鉄を生産し、従来の製鉄方法に比べて90%低いCO₂排出量を実現することを目指しています。
パートナーシップ: Cargill MetalsやINTERFER Group、Tesiなどの企業がBlastrのプロジェクトに参加し、低炭素排出鋼の市場投入を支援しています。
将来の計画: 2026年初頭までに最終投資決定を行い、2030年までに生産を開始することを目指しています。

Blastr

■<海外・製品>SSABとケーブル関連機材メーカーWibeと提携

*(2024/6/25 SSAB)SSABとWibe Groupが非化石燃料鋼材で提携
SSAB and Wibe Group in partnership on fossil-free steel

https://www.ssab.com/en/news/2024/06/ssab-and-wibe-group-in-partnership-on-fossilfree-steel

Wibe GroupとSSABは、ケーブルラダーやケーブルトレイなど、Wibe Groupのケーブル管理システムに使用される非化石燃料鋼材の納入で提携

SSAB

■<海外・製品>スイススチール Stainless+ を供給

*(2024/6/19 Swiss Steel)スイススチールグループは、ステンレスのグリーンスチール Stainless+を供給しています
Swiss Steel Group supplies Green Steel Stainless+ for completely stainless steel

スイス・スチール・グループの子会社であるUgitech社では、2023年の平均リサイクル率は77.4%という驚異的な数字を記録しました。これは、新しいスクラップ(内部スクラップと製造スクラップ)と古いスクラップ(ポストコンシューマ)で構成されています。
Green Steel Stainless+は、ISO 14021に準拠し、95%以上のリサイクル素材を使用して製造されています。
Stainless+のスコープ3排出量を75%以上削減することができ、CO2排出量は供給された鉄鋼トンあたり約1.0 トンCO2 です

Swiss Steel

■<海外・製品>現代製鉄 ヨーロッパに販売拠点設置

*(2024/6/25 現代製鉄)現代製鉄:炭素削減鋼板のグローバル販売拠点を設立

現代製鉄は最近、欧州の顧客と炭素削減鋼板の販売に関する覚書を締結したと発表した。今回の覚書締結先は、チェコ最大手の自動車部品メーカーTAWESCOと、イタリアの自動車用鋼板加工会社(SSC)EUSIDER
現代製鉄は現在、唐津製鉄所の炭素削減鋼板生産設備に投資しているが、製品生産後の需要源を模索する中で双方の利害が一致した結果、今回の契約が締結されたとみられる。
現代製鉄は、業務提携した顧客と9月から炭素削減鋼板の部品試験を行うほか、炭素削減鋼板の共同販売を推進し、関連市場を積極的に拡大していく計画。
現代製鉄の関係者は「2026年に炭素国境調整システム(CBAM)が本格的に施行されることで、欧州自動車メーカーを中心に炭素削減鋼板の需要が高まると見込まれる」とし、「今回の業務提携に加え、世界の自動車メーカーや部品メーカー数社と協業計画を協議しており、これを通じて世界の炭素削減鋼板市場への浸透を拡大していく」と述べた。

Hyundai

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