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俺はレビューに火をつけた「ダイダロス」は確かにないなと……。

久しぶりの超駄作だった

ファンサービスという言葉がある

これまで自分のチームを愛してくれた人の事を考えて野球選手であればサインやシーズンオフのファンイベントを惜しまない。

いやいや、野球選手は野球で返せよ!
もちろんそうなのだが、イベントで交流してくれるのなら
やっぱりファンは嬉しい。

こうしていわば「相思相愛」だからこそ
長くそのファンでいられるのである。

さて、久しぶりに神宮寺三郎新章とやらをプレーした
2018年12月13日にNintendo Switch、プレイステーション4
で発売されのちにSteamでも発売された
「ダイダロス:ジ・アウェイクニング・オブ・ゴールデンジャズ」である

これが超駄作でレビューを書きたいレベルだったので率直に書こうと思う。

新しいファンを獲得しようとして
往年のファンを失ってしまったいい例である。

神宮寺三郎ファンを馬鹿にしたキャラ設定

タバコ、カミュ、ミニクーパー
神宮寺三郎には今失われつつある「硬派な男らしさ」にあふれたキャラ設定があり確立されている。
男たちの憧れがそこにある。

ジェンダーレスの時代「男らしい」「女らしい」は今は禁句。
それは百も承知。

しかしゲームという自由なエンタメ空間では
少なくとも残して欲しいアンティーク的存在である。

そのアンティーク、いわば神宮寺らしさがどこにもなく
車は洋子くんに乗せてもらうわ
タバコは否定するわ
学生時代ボクシング経験ありなのに、全くそんなシーンないわ

ないない尽くしでそらSteamでも否定的なレビュー集まるわ
という代物だった。

どこが新章なの?と言わんばかりの作品に仕上がっていた。
しかもシナリオは自分がシリーズを通じて好きな
「夢の終わりに」と同じ人だったからびっくり。

開発者とファンの「相思相愛」はそこにはなく
ただ薄っぺらなゲームがそこにあるだけ。

なさ過ぎるファンサービス

日本のヤクザを出したのなら若かりし頃の
風林や今泉をせめて出すとか
アメリカの警察を出したのなら
日本の警察と協力してという設定で
熊野警部や三好鑑識官を出すとか
夢の終わりにとシナリオが同じなら
若かりし頃の大森京子が実は渡米してたでもいいんじゃん!

何が言いたいかと言うと、長年神宮寺三郎をプレーしてきた
人が「くすっ」と笑えるようなファンサービスがなさ過ぎる
しかもSteam版て後発売なのに
後発売ならではの追加要素も一切なし。
こんなにないない尽くしでファンがついていく
と思ったら大間違いだよ。

かつてPS2でイノセントブラックが出た時は
クロス探偵でお馴染みの神長さんプロデュースの下
歴代の主な人物総出演で
新しいハードに移行した時にはまず
往年のファンを喜ばせる
という当たり前のあいさつができていたように思う。

ダイダロスにはそれがなく、サブタイの「ジャズ」も
とってつけ
2作目のカインドオブブルーのように
ジャズを大切にした作りになってないし。

それでも新作を期待する、それがファン

2019年に「探偵 神宮寺三郎 New Order」疑惑のエースが出て以来
新作が4年も出ていないのはファンにとっては寂し過ぎる

SNSでも神宮寺三郎の新作に期待する声はあるし
売れなければ出せないのだろうが、頑張って欲しい。
2027年で40周年を迎えるタイミングでしか出ないのなら
あまりにも悲し過ぎる。

システム面で頑張るとかフルボイスとかそういうのは要らない
ただ、アンティークな神宮寺で
入口狭く、出口広くのシナリオで
新宿界隈で
またファンサービスをして欲しいと願って止まない。


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