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あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 【感想】第7話時点

 『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』は、2011年4-6月に放送された岡田麿里氏の脚本によるオリジナルアニメーション作品です。2013年8月31日には劇場版、2022年2月に舞台版が公開されています。

 僕は今年2023年に本作品に出会い、ただいま第7話を見終わったところです。
 今物語が終盤に向け勢い付こうとしているこの時点で、思っていることを一度書いてまとめておきたいと思ったので、一度感想を書きます。

 一気に終盤のクライマックスまで見ちゃうと、前半で感じてた鬱憤とかちょっとした仕草への感動とかは全部どこかにバイバイキンしちゃうから…。
ヤな感じ~!!になっちゃうから…。


キャラ紹介。このあだ名が視聴前にあらすじ欄で出てきて「どんな名前やねん」と思っていた。

コスプレゆきあつ

それでは、感想を述べていきます。
まずは一番の衝撃から。
そう、コスプレゆきあつくん。

ゆきあつくん、なにしてんねん!!

 ヤバいよ…一生モノのトラウマだよ…
ゆきあつくん、もう二度と目合わせて友達と話せないよ…

 だって「お前だけじゃなかったな、めんまが見えたの」とか言って、確かに突然「めんまが見え始めた」とか言ってるじんたんは客観的に見てかなり痛い奴だけど、自分がそのめんまのコスして夜に山徘徊するとかいう露出狂と変わらないじんたんの100倍くらいイタいことしてそれをマウント取ってた本人達に見られるのなんて、もう再起不能(以下略

っていうくらい僕的には中々ありえない光景に見えたんですが、
なんかあつゆきくんケロっと普通につること学校で話してたり、ぽっぽとメールしてたりしてかなり元気そうなので、なんだかんだ皆めちゃくちゃ仲いいじゃんってなりました。たまに女装イジリされるくらいで済んでるなんて、なんていい友達なんだ…。


 ここから真面目な話なんですが、

結局何故コスプレして徘徊なんてしていたのか?

 正直まだ100%は分かっていないんです。7話時点では…。

 まずゆきあつくんは子供ながらにめんまちゃんのことが好きだった。
ピン止めのプレゼントを男の子から女の子に渡すくらいですからね…。キュンキュンするぜ…(キモい)

 そしてコスプレを見られたゆきあつくんは、激昂して泣きながら「めんまが死んだのは俺のせいなんだ…」とじんたんに吐き出す。

 手掛かりはこれくらいでした。
 本当にあつゆきくんのせいでめんまちゃんが亡くなったのかは定かではありませんが、好きな人が自分のせいで亡くなったとなれば、きっとあつゆきくんは酷い喪失感と罪悪感を心に生み、また同時にめんまを忘れるどころかめんまを自らの恋と罪の象徴として抱え続けることになるのでしょう。

 かといって、めんまコスしたらめんまに許して貰えるって話でもないですし、
ただめんまを忘れない為にあんなコスをしてるならやっぱり相当おかしい人になってる事になるんですが、あつゆきくんそれでもいいですか?めんまの写真くらい持ってないんですか?

めんまの笑顔が眩しい…!!

 あなるちゃん(cv. 戸松遥)の声が非常にメインヒロイン力の強い声優さんが担当されていますが、
めんまのヒロイン力はこの2011年付近のアニメらしくとにかく可愛く、「やっぱりこの子が好き」と思わせてくれます。

あまりにも可愛いものに出会うと、「なんで自分はこう出来ないんだろう」なんてことを考えることもあるのですが、
 じんたんとふと目が合う度ににっと笑顔を向けてくれるその仕草がとても好きで、じんたんではなくめんまに嫉妬してしまいます。

ぽっぽ「俺もお前を成仏させてやりてえんだ!」

何話のセリフだったかは忘れてしまいましたが、めんまのお願いを叶えて、そしてめんまを成仏させてやりたいというぽっぽ。
 これを目の前で一生懸命話されているめんまは、それを聞いて悲しさのあまりに泣いてしまいます。

 自分が何故ここにいるのかも、自分のお願いが何なのかも分からないで友達から「早く成仏してくれ」と言われているのですから、確かに傷付いてしまうでしょう。

ぽっぽはまるっきり善意で言ってるからまた辛く感傷的なシーンでした。






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