パソコン選び (初代: 1996-2000)

僕はパソコンのことを "マシン" と呼ぶことが多いです。なぜ?と言われると難しいですが。。。そんなわけで,タイトルには一応 "パソコン" と書いてありますが,本文では自分のパソコンを "マシン" という呼称で通すことにします。

さて。
初めて僕が自分のマシンを手にしたのは 1996 年,大学 4 年生の夏です (= 年齢がバレるw)。

もっとも,それまでもパソコン自体に触れたことはありましたし,大学の講義では情報処理関連の講義も取りました。しかし,自分のマシンを持つことは想像できませんでした。

というのも,当時の僕はコンピュータ (と,その使い手) にあこがれのようなものはありましたが,両親が使っていたわけでもなく,週一回の講義を別にすれば,接点などほとんどありませんでした。決して安い買い物ではありませんし,宝の持ち腐れになりかねない状況では "そんなの買ってどうするの?"というオチが付いてゲームセットです。

# 実際,ある講義では履修条件に "毎回の講義に関するレポートをメールで提出する" というのがあったのですが,あろうことか僕は "メールで提出" というその一点を理由に履修を諦めました。
#  興味があった講義なのに惜しいことであり,今では考えられないことですが,それほどまでに当時の僕には "コンピュータを日常的に使う" というのが考えられなかったのです。

しかし,大学院進学を目前にして状況が変わりました。

当時の僕は,大学生 / 大学院生のかたわら,大学院の進学・在学費用を賄うために塾講師のアルバイトをしていました。また,塾とは別に教育関係のボランティアに年間 1,000 時間を使うプログラムに参加していたので,それなりに時間に追われる生活をしていました。

というわけで,いつでもどこでも学生 / 院生生活に必要なタスクを相応にこなせること,その道具を持つことが必要条件になったのです。そこで,家電量販店に勤めていた知人にコンサルしてもらいながらマシンを選ぶことにしました。

マシンに求めた条件

1. 持ち運べるくらい軽いこと。
2. 初心者であることから,必要なスキルの習得までそれほど時間が掛からないこと。

生活スタイルを考えると 1. は絶対に譲れません。というのも,必要ならば大学院でも図書館でも,さらには電車の中でもレポートを書けるくらいでないと多忙な生活スタイルから考えてお話しになりません。

また,スキルの習得に時間が掛かるようなマシンを使うなら,大学院生としてレポートなどの成果物を作成するという大切な時間を取れなくなります。あくまでマシンは道具であり,マシンを買うことが目的… ではないのですから。

購入したマシン

Panasonic Let's Note AL-N1T513J5
OS... Windows 95
重量... 約 1.4kg

記念すべき 1 号機はこちら。現在の基準からすると Spec は比べ物になりませんが,当時としてはかなりの出来のマシンで,Office やプリンタ,周辺機器を含めると 30 万円近くを払った記憶があります。

ほどなくしてプリンタを自宅用と大学院のロッカーに置くモバイル プリンタの 2 つ準備して,どこでもレポートなどの印刷ができるようにしていました。

結構な額を投入しただけあって,当時の僕が必要としていたことを十分に果たしてくれました。大学院の研究生活以外にも,塾講師としての作業などでも本当によく活躍してくれました。僕はよく "マシンは利益の源泉" とよく言っていましたし,今でもそう思うのですが,今の僕があるのはこのマシンを基にしていると言っても過言ではありません。

参考: この頃の出来事

- チャールズ皇太子,ダイアナ妃と離婚 (1996 年 7 月)
- 在ペルー日本大使公邸占拠事件 (1996 年 12 月,1997 年 4 月に解決)
- 香港,イギリスから中華人民共和国へ返還 (1997 年 7 月)
- 日本,サッカー ワールドカップ (フランス大会) 出場決定。”ジョホールバルの歓喜” (1997 年 11 月)
- 冬季オリンピック (長野) (1998 年 2 月)
- Google 設立 (1998 年 9 月)
- マカオ,ポルトガルから中華人民共和国へ返還 (1999 年 12 月)

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