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【備忘録】料理店の炎上の話

・「身の丈に合ったお店選びを」イタリア料理店従業員の投稿が大炎上 パスタだけの注文にブチ切れて

"先月(2019年10月)夜のとあるイタリア料理店に親子2人が訪れた。ディナーコースは約4000円だが、単品での注文も可能だ。親子はパスタを2つ頼んだ。ウエーターの従業員が「前菜やメインのお料理はいかがですか」と聞くと、親子は「いらないです。2人ともあまりお腹がすいてないんです」と答えた。パスタ2つだけだったのでウエーターは頭に来たのか、ツイッターで次のように投稿した。
従業員「小腹を満たすためならコンビニで食べたら」

「あろうことか、言うにこと欠いて、このセリフ、どう思いますか? レストランですよ。身の丈に合ったお店選びや、来店前に予約するなど、お客様も食べる準備をして頂きたいと思います。小腹を満たすためなら、日本は世界一コンビニやファミレスが多い国なので、そちらで賄った方がいいと思います」 ----livedoorニュース"

炎上の話だ.
ウエーターのこの投稿に「上から目線だ」と批判が殺到した。

一週間ほど嫌がらせの電話が相次ぎ,店のオーナーはとうとう
「教育不足で従業員が軽率なツイートしてしまい、お客様に大変申し訳ない。お客様とのやり取りでカッとなってしまった。食事がのどを通らないほど反省しているので、こういうことがないよう指導し、成長を見守りたい」
というコメントを残した.根負けして食事も取れなくなるほど衰弱したそうだ.
一週間だけでこうなるんだ…….

TVのジャーナリストは「それぞれの言い分が分からないことはないが、発信する前にSNSの怖さをもう1回踏みとどまって考えないといけないですよね」と回答.

こういった話は,なんだかもう見慣れてきたようにも感じる.
飛び交うスピードが速すぎて,こうしてストーリーを追いかけて取材して,記事にまで組み上げられていない案件が,広大な(広大に感じるだけかもしれないけれど)SNSの中に,多く存在するのではないだろうか.

一週間程度嫌がらせが相次いだだけで人間こうなるので,みんな周囲の目を恐れるようになる.生まれた頃からSNSに繋がった世代が成長する頃には,こういった習慣が定着して……そのうち,礼儀作法ブックが流行りだすかもしれない.

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