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Staygoldに込められた意味

昔から絵を描くことが苦手でした。
図工も美術も憂鬱な時間。
見たものを描くことも、想像したものを目の前に創ることもうまくいかなかった。
そんな私が昨年初めて絵を買いました。

「Nomura Kayo」さんの作品。

At Dusk-生命の景色-

この絵は夕日を描いた作品。
何層にも複雑に絡み合った色が綺麗な夕日を思い起こさせる。
即決で購入しました。

実は作者「野村佳代」ちゃんは中学校の同級生です。
ふとしたきっかけから、彼女が画家になったことを知り、名古屋での個展が開かれるたびにお邪魔しています。

彼女は「対話」からうまれる「アート」を軸とするアーティスト。
人や自然と対話しながらイメージを膨らませて抽象画として創り出す。
私は、彼女の作品と題名を見ながら、どんな対話からこの作品が生み出しされたのか、それを想像しながら彼女の絵を観賞するのがとても楽しく贅沢な時間です。

彼女がこの絵を購入した時にくれたポストカードにこんな言葉を記してくれました。
「日々よい時だけではないけれども、目を閉じて望む世界をしばし想像すること、自分の呼吸に意識をととのえること、そして絵をゆっくりながめることを通して日々をおだやかに過ごしていけますように」
この言葉が本当に私の時間を豊かにしてくれています。
自室に飾ったこの絵を見ながら深呼吸して気持ちを整える。
朝の私の日課となっています。

さて、題名のStaygoldに込められた意味にようやく触れていきます。
昨年末、彼女のカレンダーを個展で購入しました。
彼女が在廊している時にはカレンダーの表紙にワンポイントでDrowingをお願いすることができます。
私ももちろんお願いしました。
そして彼女と「対話」をしながら、ワンポイントで描いてもらった絵がこれです。

どんな話をしたか具体的には忘れてしまいましたが、
2022年は自身の手術も控えていて不安だったり、仕事も順風満帆と言えず、プライベートも2年おあずけになっているハワイに行けなくてなかなかうまくいかないな~なんて話したような気がします。

それを聞いた彼女が描いてくれたのが上の絵です。
「人生は山あり谷ありだよね。波もあるし」
と言いながら描いてくれたStaygoldという言葉。
最初は「輝き続けていてね」という意味を思い浮かべたのですが、きっと「明香らしくいれば大丈夫だよ」という応援の気持ちだったんじゃないかと今は思います。

少しくすぐったいようなこのStaygoldという言葉。
一番私が苦手で、いつも悩んでしまう「わたしらしく」という言葉。
大事にしたいと思い、noteのアカウント名につけました。
Kayoちゃんの絵を見ながら、呼吸を整えて、自然に笑える毎日を目指して。


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