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詩の箱

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詩の箱を開けたら、詩が思になって肢になって私になって史になって指になって糸になって視になって汝になって矢になって死になっても詩になる
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記事一覧

[詩]幸福な夜

ひとさじの蜂蜜 ひとくちの珈琲 ひとつぶの指輪 ひとかけらの菓子 ひとしきりの雷雨 ひとみし…

不思議通信
5か月前
7

[詩]今日に似た日

歩きながら ふいに 気づくのだ 今日に似た日が たしかにあったと やはり 頭上に 淡い灰…

不思議通信
5か月前
1

[詩]擬態の柩

擬態の柩 燃える 燃える 擬態の柩 もう ならなくていい なりたくないものに ならなくてい…

不思議通信
5か月前
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[アナグラム詩]甘い苺のお菓子を食べよう

甘い苺のお菓子を食べよう あのこいをいましたへおちようか あの恋を射 真下へ堕ちようか …

不思議通信
5か月前
4

[詩]わたしのいし

わたしのいし みづうみへ 投げ入れよう まだらに輝く 仄あたたかな この小石を みづから…

不思議通信
5か月前
3

[詩]こころを喰らう

こころを喰らう あまりにも お腹がすいたので こころを食べることにしよう ましろな皿に 鈍…

不思議通信
5か月前
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