5月8日の夜のこと. 終わらない吸収と嗚咽, 爽やかな風と幽体から見た塵.
5月8日の未明のこと.
日付が回って5/8になった
真夜中の3時頃, 崩壊は突然訪れ,
全てが崩壊した, その時, 僕は僕の外にいた.
呻き声を発しながら, 小さくなって, 頭を抱えて, のたうち回る醜い塵がこの世界の片隅の, この部屋の隅っこに, 小さく, 大きく見える.
爽やかな風が吹き抜け, 辺り一面真っ白に見えるほど, これでもかというくらいに澄み切っている.
咽び泣きながら全ての闇を吸い取っていく塵がいる.
こんなやつ, 言葉で表しようなんてないな.
そんなことを思いながら, 子どもができたら泣きながら手を握ってこう伝えてるんだろうなぁと, 強く感じる.
大丈夫.