終わりを迎える喜びを、爽やかに笑う人がいる。
安楽死をするための薬を探している人がいて、
その人を捨てた人がいる。
自然死を希う人がいて、
その人を捨てた人がいる。
都合の良い言葉で、
人を信用させて、
裏切る人がいる。
いつか裏切られることも知らず、
全てを壊されることも知らず、
いのちに出逢って、
喜んでいる人がいる。
「仕方ないでしょ」と言えば、
なんでもしていいと思える人がいる。
これは本当でこれは嘘です。
と、後で言えてしまうような、
嘘に包まれた人がいる。
そんな人のために、
一生懸命、
希望を見せたいと願って、
働く人がいる。
裏切られることも、
壊されることも、
全て分かった上で、
何があろうと、
全てを抱きしめてあげたいと、
願っている人がいる。
そんなことには興味もなく、
自分の居心地の良さと、
目の前の幸福に浸って、
ニヤケている人がいる。
そして、
薬を飲み、
死ぬ人がいる。
大切な人が死んで、
一生罪を背負って生きることに
ニヤケている、
永遠に環世界を謳歌できないゴミがいる。
何もかもを超越した出逢いが、
一瞬にして分からなくなる、
言葉の自動機械がいる。
誰かの豊かな感情を利用して、
世界の希望をぶっ壊して、
ニヤニヤしながら
機械と向き合う人がいる。
人を舐め腐ってるクズがいる。
人を舐め腐ってるクズがいる。
それを待つ人がいる。
それを待てずに死ぬ人がいる。
人を殺す、人がいる。
人を殺したことに気付かない人がいる。
生命が終わらなければ、
何をしてもいいと思う人がいる。
心臓を止めてあげないクセに、
魂をボロボロまで破壊して、
ポイ捨てする人がいる。
そして、今日もまた、
ニヤけている人がいる。
終わりを迎える喜びを、
爽やかに笑う、
人がいる。
大丈夫.