Stationery Diary Page18/防災グッズ
9月1日は防災の日と定められており、9月は防災について考える機会も増える時期ですよね。2023年はその防災の日制定のきっかけである関東大震災から100年の節目ということで、さらに防災への意識の高まりを感じています。いうことで今回のテーマは「防災グッズ」についてお話していきたいと思います。
ところで、みなさんは「フェーズフリー」ってご存じですか?フェーズとは「日常時と非常時の区切り」、フリーは「なくす」という意味です。身のまわりにあるものやサービスを、日常時はもちろん、非常時にも役立つようにしようという考え方である「フェーズフリー」ですが、さまざまな分野でこの考え方がひろがってきています。
そして、文具も例外ではありません。文具にもこのフェーズフリーの考え方を取り入れた、防災に特化した商品がいろいろとあります。
例えば、暗い場所でも内蔵されているライトを点けて書くことができるボールペンや、加圧式で上向きや横向きなどあらゆる体勢でも書くことができるボールペン、また、水にぬれている場所でも書けるマジックやてのひらサイズの携帯に便利な布テープなどさまざまな商品が各メーカーさんから多数出ています。
また、オフィス事務用品で有名な「キングジム」さんは、A4ファイルサイズの箱におさめられた防災用品を販売されています。本や書類などと共に、デスクの引き出しや棚に入れて置けるので取り出しやすく普段から目に付く場所にあるのでいつでもメンテナンスができるのがメリットです。オフィスはもちろんですが、シンプルでスタイリッシュなデザインのパッケージなのでリビングや書斎などの棚に入れておくのもおすすめです。
歯磨きシートや非常用簡易トイレが入った衛生セットをはじめ、毛布セット、ヘルメットセット、ポンプ一体エアーマットセットなどラインナップも豊富です。
なかでも、保存水やホイッスル、簡易トイレなどがセットにした「非常用車載セット」は特に、富山のように、車で移動される方が多い地域の方にとっては、おすすめだと思います。
温度変化の大きい車内の環境にも適合したアイテムが入っているので安心ですし、数年前に大雪で立ち往生した方も多くいらっしゃると思いますので、車に一つ積んでおくとよいのではないかと思います。