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本は必ずしも記憶に残さなくてもいいのかもしれない

こんにちは、あかりです。

あなたは、読書した内容を忘れないためにしていることはありますか?たとえば読書ノートを作って、あらすじや感想、印象に残った言葉などを記録している方もいるかもしれません。

もちろん、そんなふうに読書した内容を忘れまいと記録するのは素敵なことだと思います。あとから見返すのも楽しそうです。でも、なかにはそういうことをするのが苦手、あるいは面倒な人もいると思います。そういう人は、無理にする必要はないと思います。

仕事や資格試験に必要な読書だったら、記憶に残さなくてはなりませんが、それ以外の娯楽として楽しむ読書に関しては、無理に記憶に残さなくてもいいと思うのです。

なぜかというと、読書はあとからジワジワ効いてくることがあるからです。それは記録してもしなくても、です。ある1冊の本を読んだとします。1週間後にはその内容をほぼ忘れてしまいました。しかし、数か月後、あるいは数年後、なにかを経験した拍子に、ふとその本の内容を細かく思い出すかもしれません。

たとえば上司に叱られたとき、部活を引退するとき、親友と喧嘩したとき、仕事がうまくいかないとき、家族関係がうまくいかないときなど、なにかを経験している渦中に、本の内容を思い出し、そこからヒントを得たり、励まされたりするかもしれません。

そのときも、本の内容を隅々まで思い出せなくても構わないのです。あの一行を、あの一言を思い出したおかげで、目の前の辛い出来事を乗り越えられるかもしれません。

また、そこまで深刻な事態ではなくとも、本の内容が誰かとの会話の糸口になることもあるかもしれませんよね。私も人と話しているときに、ふいに以前読んだ本の内容を思い出すことがあります。世間的にも、本はネットなどよりも情報に信憑性があるように感じがちなので、けっこう真剣に聞いてもらえます。(本にせよネットにせよ、情報を精査する力も必要だとは思いますが。)

これまでの話をまとめます。読書記録をすることは素敵なことですが、絶対にしなくてはならないわけではありません。なぜなら、たとえ今は忘れていても、なにかを経験しているときや、人と会話しているときに、ふと思い出すかもしれないからです。

私が一番伝えたいのは、「読書を気軽に楽しもう」ということです。読書をしたら記録しないといけないとか、絶対忘れてはならない、絶対何かに役立てないといけない、とは思ってほしくないのです。これは特に、これから読書を始める方にお伝えしたいことです。

読書は
・途中で投げ出してもいい
・飛ばし読みしてもいい
・斜め読みしてもいい
・主人公に共感できなくてもいい
・内容をすぐには生かせなくてもいい
・記録しなくてもいい

のです。なによりもまず、あなたが読書を「楽しい」と思ってくれることが、私の一番の幸せです。

なお、読書好きな人でもときどき、全然読書がはかどらないという時期が来ます。なので、そういう時期が来ても焦らなくていいです。読書以外のことをしてください。そしてまた読みたくなってきたら読めばいいんです。

今回は以上です。あなたが読書を気軽に楽しめることを願っています。最後までお読みいただき、ありがとうございました!

サポートしたいと思ってくれて、ありがとうございます!もし「こんなこと書いてほしい」があれば教えてくださいね!